スイストラベルパスとピクニックについて

あえてルッツエルンに拘らなくてもよいのでは・・・

ハネムーンならできるだけゆっくりした時間を大切にしたい・・・のではないでしょうか。そんな意味でもルッツエルンには私ならそれほどこだわりません。ルッツエルン/インタラ―ケンの沿線風景が絶景という意見もありますが、そうではないとは言いませんがそこまでの景色とは思いません。
ベルン/インタラ―ケン間、特にツーン/インタラ―ケン間の大きな景色の方が初めてのスイス旅行者には印象的ではと思います。それとルッツエルンも確かに個性的な街ではありますが、しょせんは小都市・・町の規模。ヨーロッパでも有数の個性的な中世の面影を残す石造の、しかも市民の暮らしが生き生きと感じられるベルンに比べれば、いわゆる観光地。しかもルッツエルンからベルンに廻る他の方の提案のコースをとるとツーン湖沿いの線路を、ツエルマットへの移動の際にも通るので、何と3回経由することになります。
　チューリヒ/ベルンはいわゆる都市近郊の住宅地を沿線風景として眺めることになりますが、実はその後の沿線風景としては、スイスらしい郊外住宅地風景は見られません。
ベルンは夜の市街散歩、朝の朝市、重厚な市街地と深い谷を流れるアーレ川。のんびり楽しめる街並・・は多分お二人の良い思い出になると思います。
　ベルン2泊というのは、お天気が良ければなるべく早めにグリンデルワルドへ出発。朝の内のツーン湖沿線風景（進行方向左側）はお気に召すと思います。この時期沿線の小さな牧場はりんごの花が咲いてるはず。
　グリンデルワルドは花盛り。メンリッヘンの丘・・クライネシャイデックへのハイキング前にまず反対側に・・。村の外に外れるとあちこちお花畑です。それに朝早くから夕方・・9時頃まで明るい季節。
　せっかくまとまったルートならそれほどの差が無ければ貴オリジナルプランを生かすのも・・・けっこう大切な事・・なんていうのも年寄りのお節介ですね。
　お花畑はグリンデルワルドの方がおすすめです。ツエルマットは標高で500メートル高い分花の背丈が低く、岩場なのでもちろんきれいではありますがピクニック気分には少しお尻が痛いんです。

ベルンカットで氷河急行＋ベルニナ急行をお勧め

７月なら９時過ぎまで明るいので、できれば列車で４５分のルツエルンまで行き泊がいいかと。
スイスで一番美しい街です。
スイスの魅力の半分は車窓展望です。欧州車窓展望ベスト１０の半分がスイス（および隣の国との区間）なので。
で、ベルン２泊をカットし、ルツエルン１泊、グリンデル１泊、ツエルマット２泊のあと、氷河急行でサンモリッツ１泊、ベルニナ急行（欧州ベスト１０区間でも随一）でティラーノ、ミラノ経由フィレンツェ２泊をお勧めです。

グリンデルとツエルマットは山が見えればグリンデル１泊でもいいですが、ダメならもう１泊とこの日はフリーにした方がいいかと。その場合ツエルマットが１泊となります。

グリンデルが雨の場合下山してベルン日帰りを。ベルンは２，３時間で十分かと。

ただ、７月の伊は暑いし、スイスでの時間が短いので、将来伊に行けるならば、スイスに限定のほうがいいかも知れません。
その場合最後がミラノ泊となり、２泊浮くので、１泊をグリンデルに（計２泊）、アルプス御三家であるシャモニ１泊（スイストラベルパスでマルティニから行けます）をお勧めです。

この場合、グリンデル２泊、ゴールデンパスのツヴァイジンメン、モントルー、マルティニ経由シャモニ１泊、ツエルマッ
ト２泊（あとは同じでフィレンツェ泊がミラノ泊に）となります。

パスは旅行社で買えます。３０分でその場で買える所も。