レポート

夜行急行列車で東北タイへ

公開日 : 2017年01月15日
最終更新 :

出発前日、ホアランポーン鉄道駅でウボンラチャタニー行急行列車の空席を調べてもらう。

21時30分発の67列車。2等寝台は下段は満席で上段に残り7席の表示だが、それは女性専用車両のようで不可。
1等寝台の下段に空席がある。

2等と比べると1等は割高で、むしろVIPバスのほうが良いのだが、これからバスターミナルへ移動してVIPバスが満席という可能性もある。1等寝台がとれるならそれでよい。今回はVIPラウンジのチケットを添えてくれた。

当日は午後8時BTSプラカノーン駅を出発。アソーク駅で地下鉄線に乗り換える。帰宅時間帯で上り電車もシーロム駅までは立客がいるが、そこでどっと空いてしまう。20時30分終点のホアランポーン駅着。

ホアランポーン駅でVIPラウンジを探す。電気が消えているところがそうらしい。表示を見ると20時30分で終了。せっかくラウンジ招待券をもらったのになあ。ラウンジの中にいた職員が電気を点ける。
乗車券とラウンジのチケットを見せると外へ調べに行って、9番線にすでに列車が入っていると案内してくれた。

ラウンジと言っても空港のそれとは違い、昔の東京駅の貴賓室のようなもので食べ物などはないようだった。

9番線へ行ってみると最後尾が1等車でその端のコンパートメントがアサインされた部屋。すでに先客がいる。
挨拶して荷物を置くと列車の外見を観察する。最後尾の1等車とその前の2等寝台車2両のみがプラットホームに停車しており、編成前部はこれから入線するようだ。
移動中は食事はとらないことが多く、今回もそのままコンパートメントに戻る。

相席の男性は気のよさそうな男性で口数は少ない。東北タイ(イサーン)の人でシーサケートまで帰るらしい。
何度か車両が揺れる。連結作業だろう。
車端部のコンパートメントで係員が発車前に寝台のセット。上段がセットされればスペースが広くなる。

車端部に洋式トイレ、シャワーもついているがシャワーを使うのだと衣服が濡れないようにしなければ。宿を出る前にシャワーは浴びたので今回は必要ない。

あれっ、動き出した。時計を見ると21時30分定刻の発車。待ち時間が長いかと思ったが、あれこれしていたのでそんなことはなかった。
バンコク近郊では停車駅が多く、少し動いたと思うとすぐに停車して、停車時間も長い。車両は良く揺れる。
最近の車両は軽量化が進んでいるので揺れや振動は以前より大きいように思う。
ごろんとしていてもなかなか寝付かれないが、それでも消灯すればいつの間にかうとうとしている。

深夜の停車駅で相客が外に出たので目が覚めた。戻ってきたらタイムテーブルを見ているわたしにナコーンラチャシーマーだと教えてくれた。30分近い遅れ。


この路線、前回利用時に乗車した列車は1時間18分遅れだったのを思い出す。やはり1時間くらいの遅れは見込んだ方が良い。再び目が覚めた時にはすでに夜が明けていた。
相客はシーサケートに着く前に他のコンパートメントに移動。一人部屋のようになった。

ゴロゴロしていると係員が寝台をリセットしに来る。間のパテーションを開放すると4人部屋のようになるが、再び閉められてしまった。ぼんやりしているうちに車掌が扉をノックして到着を教えてくれる。
ウボンラチャタニー終着はほぼ定刻の7時55分頃。5分遅れまで回復運転だった。

駅前で集客中のソンテウ2番でウボンラチャタニー市街へ。
駅前を出るときにタイの音楽が流れちょうど午前8時だと知る。ワット・ヤイ近くで下車。運賃10THB。


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