今日はイタリア関係のある会合に出席、イタリア人も何人かいたのに誰も地震発生の情報をつかんでいなかったようで、帰宅してニュースを見て初めて知りました。慌てて現地の友人に連絡して安否確認（マルケ州なので近い）、ちょっとうろたえてます。数日前に２回揺れたばっかりなのに。
もともとアペニン山脈は活断層が多く、地震の多いところではありますが、今年の発生頻度は異常です。８月の地震で圧力のかかり方がずれて均衡が崩れた可能性があります。
以下最新の分析です。現在イタリアのどの地域で地震発生の確率が高いかを科学者が計算しています。まずはこれをご覧下さい。
http://urbanpost.it/rischio-sismico-le-zone-piu-pericolose-in-italia-mappa/
http://urbanpost.it/terremoti-italia-quali-terre-rischio-le-previsioni-dellingv-al-2022/
上は以前から発表されていたものです。前にこれを元に危ない地域を書いたことがあります。その際カンパーニアを書き忘れました。ここではフリウーリとアブルッツォとカラーブリアが危険であることが分かります。
下の方はもっと正確な内容で、地域ごとに２０２２年までに起きる確率です。
一番確率が高いのがフリウーリ、二番目がウンブリアとモンティ・レアティーニ（アペニン山脈の続き）、次にカンパーニア州のアペニン山脈、それからアブルッツォとカラーブリア、という順です。
ここにはもう載せませんでしたが、マグニチュードの大きな地震が起きる可能性が高い都市として、アブルッツォ州のスルモーナがM7.2の可能性があるという計算も出されています。まあここに行く方は余りないかなとは思いますが。
しばらくはまだ地震が頻発する可能性が高いので、ウンブリアへの旅行は避けた方が賢明かも知れません。今回ばかりはノルチャも被害がかなり出ています。数回連続だともちませんね。
地震のことをterremoto といいますが、sisma ともいうことを８月に知りました。シスマって歴史の時間に出てきた用語なんですが・・地震も意味するとは。
ともかく今後行かれる方は用心して下さい。私もさすがにしばらくはウンブリアとアブルッツィ＝モリーゼは避けます。
