05/06/01 13:53

<6日目> 5/9(月) ウィーン泊:その弐


・雑貨屋(?)

ミュージアムクォーターの近くまで来た時、ふと雑貨屋らしき店のショーウィンドーが
目に入った。安い小物とかありそうなので、お土産を探しに店に入る。
お店のマダムの流暢な英語にカタコトの英語でやりとりしたのだが、買い物の楽しさを
満喫した。
こちらが一通り見終えるのを待って、こんなのがあるのよ、と品物を出してくる。
興味を示すと、小さな動物の置物、小さな木の札に動物を掘ったもの、などなど、
これとあれと・・・と、シリーズものを全部、種類が被らない様に並べていく。
これはいくら?こっちは?と値段を尋ねると、1つ2euro程度だったので、
お買い得だといくつか選んでいると、小さな木の塊を出してきた。なんだろうと
顔を上げると、塊を下から指でぴょこぴょこ突付く。木をくり貫いて窓が描いて
あるので、下から突き上げるとお城か要塞の体を成す。突き上げ具合で
好きに建物を形作れる。
商品のユニークさとマダムのしぐさのユーモラスさに、思わず、いや迷わず
お買い上げした。
人とのコミュニケーションやお買い物を楽しむって、こういう事なんだ~、
思ってたより小難しくないんだ、とすっかり嬉しくなって、いい気分で店を出た。


・レオポルト美術館

ようやく昨日来たミュージアムクォーターにまた戻ってきた。
入ってすぐのフロアで1900年のウィーンだとか何とか称した展示をやっていて、
クリムトも数点展示されていたが、風景画や肖像画等がほとんどで、いかにも
クリムトといった作品は1点くらい。おお、クリムトだ~とは思ったものの、
1点だけではなんだか物足りなかった。

5/13から展覧会をやるとかで、クローズされている階や、展覧会の為に
移動中で観れない作品もあったが、今回も下から上まで、一通りフロアを廻る。
幸い、シーレの方は、有名な自画像や風景画が並び、その独特の空気を堪能出来た
(様な、気がする)。

一通り廻り、書籍が豊富だとかいうミュージアムショップへ。
確かに豊富そうだったが、ただでさえ外国語は出来ないのに、独語の本は
尚敷居が高いので、書籍は素通り。


この時点で17時半くらい。まだ時間は早いが、お昼ご飯を食べていない
(というか、ケーキだった)ので、お腹が空いた。
ここのミュージアム内のカフェはおいしいと聞いていたので、カフェに入った。
時間が中途半端だからか、空いていた。
テラス席(テラスというよりガラス張りの壁だったかも)に行こうとすると、
そこの席は18時迄と言うので、屋内の席に着く。

何か食事メニューはないかと、ガイドブックとメニューをひたすら見比べた。
大抵の店では、まだこちらがメニューにかじりついている段階で注文を取りに
来るので焦ったが、ここはメニューから目を離してもしばらく来なかった程
放っておいてくれたので、じっくりと検討する時間が取れて助かった。

で。食事といえるメニューは、ヴィーナーシュニッツェルくらい。
他所の店だったが、ガイドブックで皿からあふれんばかりのカツがのっている
写真を見て、カツが苦手な自分は、こんなもの食べられんと思っていたのだが、
これしかないので、しかたなく注文した。
ビールは、独語圏という事で、黒生やろ~とDunkelにする。
ちなみに、ビールはラージサイズを頼んだら、でかいゆえの反動か、テーブルに
置いた時にこぼしてしまった。そしてこぼした後を、目の前で拭かれるという
居たたまれない羽目に。

ま、それはおいといて、ヴィーナーシュニッツェル!うまいのなんのって。
レモンを絞らずに頂いても全然油ぎっていない。感動してひたすら黙々と食した。
ただ、付け合せのじゃがいもは、なぜか油に浸かった状態でやってきたが・・・。
予想外の収穫である。閉店間際のスーパーで缶ビールも仕入れ、ご機嫌で
ホテルに帰った。

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1件のコメント

  • 05/06/03 13:54

    レオポルト美術館のカフェ

    初めてわたくしがレオポルト美術館に行ったときは、
    開館して半年足らずの時でした。
    で、そのときがわたくしの初ウィーン旅行。
    あこがれのクリムトやエゴン様の作品を観た後、カフェに入ったら
    (昼時)、超満員でカウンターしか空いてない。
    とりあえず座ってメニューを見たら、ドイツ語メニューしかない。
    (その後、一度も英語メニュー見たことないけど、あるのか?)
    全くドイツ語が分からなかったわたくしは、何が出てくるか分からない
    スリル(?)を味わうため、テキトーに頼んだらパン2つ、
    ハムエッグが出てきました。
    以来、レオポルト美術館に行くたびにこのハムエッグを何故か
    頼んでしまう。

    食事のメニュー、ヴィンナーシュニッツェルしかなかったっけ!?
    スープとかはあったのを覚えてるが.....。

    とにかく、初めてのヴィンナーシュニッツェルが美味いのに当たって
    良かったですねぇ。 不味いのはホントに不味いからね。
    MU○○Kのとか(笑)。

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    05/06/04 01:02

    Re: レオポルト美術館のカフェ


    確か、メニューにスープはありましたよ。
    でも、スープだけじゃ、ねぇ?(スープだけ飲む人なんて、いるのかなー??)

    食事として腹に溜まるもの、の選択肢が、それくらいだったのですよ。
    サンドイッチ系とかあったかもしれませんが、あれば頼んだかも
    しれないし・・・。
    ハムエッグは無かったような気がしますが、ドイツ語表記がわからなかった
    可能性もありますね。
    でも、失敗どころか大成功だったんで、OKです♪


    美術館のカフェって、通りすがりに入りたくなっちゃうんですよね。
    危うくMU○○Kのに入るとこでしたよ(笑。

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