先日のオーストリア航空の日本撤退はもとより、ここの観光局はあまり裕福ではないため、ドイツ観光局みたいな感じになんでも後援する、と言う訳でもないらしく、じり貧の道を進んでいるオーストリア観光だが、大使館が主催する、このイベントだけは今年もやる、とのこと。
http://www.advantageaustria.org/jp/oesterreich-in-japan/news/local/20161025_Wine_B2C.ja.html
去年のコンラッドから、今年は丸ビルへとさらに進化(?)した。この手のイベントとしては値段が高いのが玉にキズなのだけど、応援してあげないと本当に日本からは「オーストリア」が消えてしまうのでは・・・という危惧もある。
100アイテムと言うと、20CCずつ飲んでも2リットル(?)になるので、かなりの大酒飲みでないと対応できないというのがあるが、それでもグリューナー・ヴェルトリーナー(スイスのシャスラーみたいなものか・・・)だけでも何種類も飲めるというのは、オーストリアでもそんなにない、と思う。
特に今回はウエブサイトにある「ゲミシュター・サッツ」のテーマブースは貴重。オーストリアはご存知の通り産地登録の一つとして、ウィーンがあり、このように「首都」が産地になっている国はほとんどない。(パリやベルリン郊外でも作っているがあれは産地とは言わない。)このウィーンの混植による葡萄のワインをまとまって飲める機会はウィーンでもあまりないのでは・・・
http://www.austrianwine.jp/unser-wein/dac-districtus-austriae-controllatus/dac-gebiete/wiener-gemischter-satz-dac/
グラスのプレゼントをするなら、やっぱりリーデルくらい、と思うのだけど、あの会社はきっとオーストリアワインなど眼中にないし、スポンサーになってやろうというのも考えにくい。オーストリアワイン、とかカタカナで入ってる訳の分からないメーカーのグラスかなあ。
ということで、ウィーンのホイリゲ巡りをしたい、とか言う人にはいい予習になる。資料も(去年は)たくさんあるし・・・今年が最後になりませんように。