冬のトリノって？

冬山の景色がきれい

今頃この質問に気がつきました。遅ればせながら参加です。私はトリノが好きなのに不覚。

寒波がきた年はものすごく寒くなるそうですが、最近は暖冬が多いし、冬に行かれてもいいのではないでしょうか。北に見えるアルプスの山々がとてもきれいですよ。
１２月に行ったことがないので、クリスマスマーケットがあるかどうか知りません。イタリアはドイツのような感じのマーケットってあまり見ないのですが（アルト・アディジェのドイツ語圏を除いて）。
もうホルヘさんが書かれているのですが、この近辺は美食で有名なので、私も白トリュフを推薦します。ワインもおいしいし、秋冬ならではの食材を楽しむのが一番です。
観光の見所も多いですよ。イタリア統一立役者となったサヴォイア王家の首都ですから。ドイツに例えたらホーエンツォレルン家の都ベルリンみたいなものだと思って下さい。市内だけでも王宮やマダーマ宮殿などの宮殿やサバウダ美術館などを回っていたら１－２日かかります。でもそれだけではなく、郊外のヴェナリーアの王宮やストゥピニージ宮殿は一見の価値がありますのでお見逃しなく。あとは山の上にあるスペルガ聖堂です。順にウェブサイトのリンクを貼ります。
http://www.lavenaria.it/web/
http://www.ordinemauriziano.it/palazzina-di-caccia-stupinigi
http://www.basilicadisuperga.com/
あ、あと世界２番目のエジプト博物館もあります。ここの展示のセンスの良さには脱帽。
宿泊は、市内中心部かもしくは交通の便が良いポルタ・ヌォーヴァ駅近くを勧めます。リンゴットはちょっと離れているしイータリーに行く以外は不便。ポルタ・スーザ駅近くも特に便利でもないと思います。

２０１２年くらいに行きました。ミラノから電車で1時間、コンパクトにまとまってます。

フィアットの工場跡、「リンゴット」でゲームの大会があり3泊だけ訪れました。
気候は参考になりませんが3月だったのでクリスマスマーケットはなく、あたたかな日差しの日中は知り合いのドイツ人が上半身裸で日向ぼっこしてました。（あいつら日差しがあるとすぐ裸になりたがります。）
市内は地下鉄やトラムが走っていて、空港も含めコンパクトにまとまってます。
ポー川の河畔なので、市街を広げるにも限界があったのでしょう。日本に例えると、「おしゃれな小田原」という印象です。
ポー川沿いに中世の砦を再現したもの、レジデンスなどがあります。そこだけなら半日＋お寺や美術館見るなら＋1日あるといいです。観光地といえど、ミラノに比べると空いてる印象です。モンテビアンコやアオスタなどに行くなら＋２日でしょうか。
私は地下鉄でポルタスーザ駅とリンゴット駅の中間の安ホテルに泊まりました。イタリアの平均的な小汚いホテルでしたが快適でした。周囲がアラブ、トルコ人街でケバブ肉のピザがうまかったですが、ノンアルコールビールしかなくちょっとがっくりでした。
夜のアラブっぽいところだけは危険な空気（ごみやビンが散らかってるなど）を感じたので、どこかに行くときは地元のかわいい子供が歩いている後ろをマークして利用してください。

白トリフがあります

残念ながら、祭りは終わっていますが、
アルバに行けば、まだ買えます。
レストランでも食べられます。

アルバ以外にも魅力的な街がたくさんあります。
決して便利な場所ではないのですが。

トリノには五輪直前に行きました。
五輪ができるくらいなので、珍しく防寒を準備して
行きましたが、結局、セーターを着ることなく、
心地よい冷えを感じられる程度でした。

また、地元はのぼりが立っている程度で、国全体は
どこの話？というくらいで、全く関心なし。これには
感動。感動の押し売りを繰り返し、利権まみれの催し
であることを一切報道しない何処かの国のマスコミや
国民とは大違い。五輪には間に合わないことがわかっている
工事もたくさんあったし。

街自体は、イタリアの中では異質。飲食店数が多い街で
あることは、美味しいことを証明しています。甘いものも
充実したとかいなので、街自体を楽しめます。何よりも
スローフード発祥の地域で、バローロ・バルバレスコは勿論、
他にも優れた品種があるピアモンテの中心地です。

観光客であふれた街ではないので、落ち着いた観光ができます。
観光客でごった返す街では、不味い店でも客で溢れているため、
外からは外れ店を判断できません。

南にさらに下れば海があるし、周辺はぶどう畑。綺麗な街だし、
十分楽しめますよ。