私は今まで、アメリカ15回、イギリス15回、ドイツ10回、デンマーク、カナダ、アムステルダム、イタリア、スペイン、ベルギー、トルコ、韓国、シンガポールで、ユースホステルやゲストハウスなどの格安宿を利用してきましたが、香港の重慶大厦ほど劣悪な宿は初めての経験なので、レポートさせていただきます。
当初、E座のゲストハウスを予約していたのですが、チェックイン当日の早朝にホスト側から強制的にキャンセルされており、そんなこととは知らずにゲストハウスへ行くと、担当者は不在で連絡先の電話番号にもなかなか通じず、ようやくスタッフが来てくれたかと思えば、キャンセルしたと。クレジット情報を送っていたAMEXカードが受付不可だったらしいのですが、幸い、VISAカードでチェックインできたかと思えば、通された部屋が非常に不快そのものでした。狭いし、備え付けペーパーがないし、ベッドもシーツもタオルも湿気を含んでいます。WEB掲載の写真とはかけ離れています。エアコンをつけていないと、壁一面に結露がびっしりハンパなく雫が滴り落ちてきます。そのエアコンは温度調整ができないので、凍えるほど寒いのです。寒さのあまりにエアコンを切ると、結露に悩まされます。持っている書類が湿気を吸っています。耐えきれずに、C座のダブルルーム一泊 HK$340というホテルへ移動しようと、翌日チェックインに行くと、ひとりなのでシングルルーム(これも前夜同様な狭さ)へ通されました。ダブルルームと同金額でです。しかもホテルと名乗っているにも関わらず、レセプションはなく、共同冷蔵庫、共同電子レンジ、共同ウォーターサーバー、共同アイロンでした。