退会ユーザ @*******
05/11/02 11:52

ケープ・ブレトン島 (Cape Breton Island)

ノバスコシアの北部は陸続きのように見えますが、狭い海峡で離れた島。世界で一番美しい自動車道の一つと言われる300kmのカボットトレイル(Cabot Trail)をドライブしました。山が海に直接落ち込んでできた豪快な海岸線、内陸部は台地で木々は黄金に輝く秋の真っ只中、うんと高地はツンドラの様相、と変化に富んだ景観が興味深かったです。ムースや鹿がのんびりと葉を食んでたり、遠くの海で鯨が3匹泳いでいたりと自然を満喫しました。

折りしも、島はケルティック・カラーズ・インターナショナル・フェスティバル(Celtic Colors International Festival)の終盤。これはケープ・ブレトンの素晴らしい秋の色を、そこに住むスコットランド人の子孫たちの音楽と共に楽しもうというお祭りです。わたしたちは、夜11時から朝の2時までのコンサートに行きました。その日に演奏を終えたミュージシャンたちが、リラックスした雰囲気で観客と共に音楽を楽しもうという気楽なコンサート。

スコットランドの音楽って何かご存知ですか? バイオリンやらアコーディオンやらバグパイプやらで、なにやらステップダンスをしたくなるような愉快な音楽。ちょっとバロック風な詩を語りかけるような音楽もありましたね。ノバスコシアの有名なビール、アレキサンダー・キースを片手に、足でステップを踏みながら、音楽を楽しみました。勿論スコッチウィスキーも忘れてはいけません。

夜は更けて、ほろ酔い加減の帰りの車の中からみた満天の星。昔、遠いスコットランドから来た人も、こうやって厳しい北国の生活に潤いをみつけたのでしょうね。

そうそう、わたしたちが宿泊したバデック(Baddeck)は、一人有名な住人がいたのです。アレキサンダー・グラハム・ベル。電話の発明者。ベルはスコットランド生まれで、カナダに移住したカナダ人。電話の発明は米国ボストンでしたが、その後はここバデックに居を構え、他にも色々な発明をしたんですよ。

続く・・・

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1件のコメント

  • 魅せられて

    どれにどら さん、こんにちは。
    どら(^о^) です。

    ついにケープ・ブレトンの話題が出てしまった~という思いです。
    あそこは、私のお気に入りの場所で、これまで誰にも薦めずに隠してきました。
    ていうか、日本から観光客が、遥々行く所というほどでも、
    あるんだけど、ないですよね。

    現在発行されている地球の歩き方には、掲載されているけど、
    行くのは大変だし、ましてや公共の交通機関だけで行くのは、
    気力・体力ともにみなぎるほどに充満していないと、無理では?

    私がケープ・ブレトンに行ったきっかけは、
    ハリファックスの観光案内所で見せられたパンフレットの表紙に魅せられて、
    つい、ターミネーターの有名なセリフを言ってしまったのです。
    私が行くと知ったら、案内所の職員はとても嬉しそうでした。

    行くのも、行ってからも大変だったけど、
    あの時、私にパンフレットを差し出した人には、感謝しています。

    ところで、バデック(Baddeck)に、タクシーはありました?

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    退会ユーザ @*******
    05/11/03 04:36

    Re: 魅せられて

    どら(^о^)さん、Astara Vista, Baby!
    せっかくのお気に入りを、お許しも得ず、皆にお披露目してしまいました。

    しかし、こんな所は日本人は誰も知ってないだろうと思ったのに、
    さすが歩き方掲示板、世界をすみずみまでよくご存知の方がいらっしゃる。

    どら(^о^)さんは、今年の5月ころに、
    母上とオタワ、モントリオール、ケベックシティに行かれましたよね。
    そして、確かヌナブットを訪れたいともおっしゃってましたよね。
    カナダのファンなんですね!

    いつの季節に行かれたのですか? 
    それにしても、わざわざノバスコシアまで何をしに行かれたのですか?
    わざわざハリファックスに来る日本人は何か理由があるのではという好奇心。
    要らぬお世話かな? すみません。

    やはり車ないと大変ですよね。
    どうやって行かれました? ツアーバスでもありましたか?

    アハハ、誰かに突っ込まれると思いました。
    「ほろ酔い加減の車からみた星」のところで、
    エッー?!と思われたので、タクシーの質問されたんでしょ?
    わたしは法律はキチンと守る善良なカナダ市民ですので、
    酔っ払い運転はしてませんよ。

    この深夜のコンサートは、宿泊したバデックから車で20分の所の
    セント・アンという村で毎晩おこなわれたのですが、
    暗くて海岸沿いのクネクネした道を夜遅く運転するのが嫌で諦めてたら、
    宿泊地に着いて、無料のシャトルバス・サービスがあると判明。
    おんぼろの黄色いスクールバスで、ガタゴトガタゴト揺られながら
    帰ってきたんですよ。
    オタワに息子がいるという運転手さんや、
    アムステルダムから来た若いカップルや
    ブリティッシュコロンビアから来た老夫婦と、
    ワイワイおしゃべりしながら楽しく帰ってきましたよ。

    でも嬉しいです。同じ場所で感動された方がいて!

    他にどこに行かれましたか?