台北　MRT　悠遊カードについて

発行会社の都合で各種のものが出された、ということです。

現時点で外国人旅行者が入手できるのは大別すると三種類。
1.貸与式・無記名式・悠遊卡
　これは今月末までの発行
2.買取式・無記名式・悠遊卡
　楽しいデザインのものが、カード型は100元、変形タイプは300元～で購入できます。
　発行会社にとっては、使わずに収蔵してもらえるのが一番ありがたい訳です。
3.台湾人なら記名式に変更できる、買取式のICチップ埋込型悠遊卡
　100元で購入した後、ネット申請で記名式に変更でき、変更後は紛失盗難時に利用ストップをかけることができます。

3.の記名式変更機能は外国人には公開されていません。
また解約手続きは駅窓口ではできず(1.と2.はできます)、台北駅地下のカード会社サービスセンターまで出向かなければなりません。
使用後解約を前提にする場合は｢選んではいけない｣タイプですが、売る側にとってははそんなこと知ったこっちゃないので、買う側が気を付けるしかありません。

発売当初から買取式と貸与式がありました

普及促進のために押金(貸与保証金)100元を預かって貸与するカードも発行した訳ですが、発行会社にとっては面倒な存在なためでしょう、だんだん制限を導入して発行を抑制するようになりました。貸与式が入手可能な場所も、だいぶ少なくなりました。
ホンネは完全廃止したいのでしょうが、何か法的な規制があって踏み切れないのかもしれません。

余談ですが、台北MRT一律20％割引も廃止が検討されているようです。代わりに｢定期券方式での個別指定区間割引｣が導入されるとか。

將於105年8月1日起停售押金制悠遊卡

www.easycard.com.tw
將於105年8月1日起停售押金制悠遊卡
100元 內含「可用金額」0元及「押金」100元
なので、

過去形の出来事が、一年前ならば、
”100元で購入してしまいました。（確認ミスです）”
は成り立ちますが、それ以降なら、
個人の力ではどうすることも
できないのです。

台湾なら気軽に来られるので、台湾元同様に、
払い戻し（再両替）などは考える必要はないと思うのですが。

通貨および政情が不安定、または、魅力に欠ける国なので、
二度と来ることはないという国だけです。カードを払い戻したり
するのは。

悠遊卡約定條款(中華民國105年1月1日生效)

第六條 使用範圍、使用期限
一部抜粋
發行機構發行之悠遊卡無使用期限。但發行機構配合「發展大眾運輸條例」所稱大眾運輸事業提供優惠而發行之悠遊卡者，不在此限。