レポート

バレーゼ・ノルド線衝突事故

公開日 : 2016年07月13日
最終更新 :
退会ユーザ @*******

プーリア州の私鉄バレーゼ(バーリ)・ノルド線(単線)で12日現地時間11時頃正面衝突事故が発生。
場所はアンドリアとコラートの間で、死者20名負傷者50名とのこと。
この路線は、アンドリアやカステル・デル・モンテに行くときに使いますね。その他、ルーヴォやビトントに行くときにも乗りました。
http://bari.repubblica.it/cronaca/2016/07/12/news/puglia_scontro_fra_treni_tra_andria_e_corato_morti_e_decine_di_feriti-143896174/
この地には愛着があるだけにショックです。負傷者の方々のご回復と、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
しばらくは不通になるでしょうから、カステル・デル・モンテに行かれる方々はバルレッタからタクシーで行きましょう。

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4件のコメント

  • LAの2008年の事故の場合

    これは 客を乗せた、通勤列車と貨物の正面衝突で、25人なくなりましたが、 原因は通勤列車の運転手が、ケイタイで、テキストを打っていたからということだそうです(結構物議になった)。 

    確かあの時は機関車が後押しで運転手が一番後ろにいたと思います。

    https://en.wikipedia.org/wiki/2008_Chatsworth_train_collision


    The collision occurred after the Metrolink passenger train engineer, 46-year-old Robert M. Sanchez, failed to obey a red stop signal that indicated it was not safe to proceed into the single track section

    In the report, the NTSB concluded that the cause of the accident was most likely the result of the Metrolink engineer's use of text messaging while on duty

    今の時代だったら イタリーの運転手 Pokemon Go で遊んでいたのかもしれないですね。

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    退会ユーザ @*******
    16/07/15 00:22

    そういうことではないようです

    2日間で色々なことが分かってきました。
    数年前の日本のJR福知山線(宝塚線)脱線事故のように、やはり無理なことを重ねたのが原因だと思われます(こちらの事故についてはBBCが優れたドキュメンタリーを作成していて、それをNHKが放映していました)。起こるべくして起こった、と言えるかも知れません。
    今日読んだ新聞記事によれば、数年前電化してから運行本数を大幅に増やし、速度も上げた上に、地下鉄も乗り入れさせていたとのこと(バーリ地下鉄の謎が解けました、乗り入れだったんだ)。
    しかも単線のところと複線になっているところが併存している状態だったこと。
    イタリアではまだまだ単線のところが全国には多いですが、それでも運行自動管理システムを取り入れている路線がほとんど(これは本当かなーと疑いたくなりますけど)なのに、この路線はすべて手動だったこと。
    こんな状態で、100キロの列車を飛ばしていたのかと思うと、恐ろしくなります。
    直前の駅(つまり待機するはずの駅)の駅員さんのインタビューも掲載されていましたが、これは読んでいて心が痛みました。同僚を失い、多くの死者を出すことになってしまったことにつき、その人の責任を問うているように見えてつらいです。「あの列車は出発すべきでなかった」という言葉がものすごく重いです。でも個人の責任にしてはいけないと思います。人間のエラーを何十にも防ぐシステムこそ必要で(だって人間は間違うものですから)、それが全く考慮されていないということが、問われるべきだと思いました。

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  • 16/07/13 18:27

    必ずしも人為的なミスでもないようです(現時点では不明)

    bari.repubblica.it
    によれば、
    costituita nel 1937 dal conte Ugo Pasquini,
    なんと創立80周年、歴史のある鉄道のようです。
    La tragedia nel tratto di binario unico ha scatenato polemiche sul piano finanziato dall'Unione europea il 27 aprile 2012:
    今となっては先行き不透明となってしまったEUによって
    4年前から複線化計画が進み、現在も進行中。下のCorriereによると、
    遅れた南部の開発支援をしているのはEUなのですね。
    イタリア中央政府には金がないのでしょう。このような支援も、
    主に北のEU加盟国が担っていて、その一つが欠けた(欠ける)
    ことの意味には深いものがあります。

    新聞記事なので、かなり難しい部分もありますが、本来なら、
    すでに複線化は終わっていたはずが、イタリアなので伸びて
    (予算の関係でしょう)、多分、今月1日決まる予定のものが
    さらに伸びて19日を期限に、単線部分の落札社?が決まる予定
    だった(応札がなかったからなのか、このあたりは私の読解力を
    越えています)。

    なお、この線は、Bari空港へも繋がっているので、乗客の多くは
    通勤者、大学生だが、観光客も乗っていると。

    昨晩のTVでは、現地の大使館は、日本人の被害者はいないと
    言っていましたが、この段階では、誰が乗客なのもわかって
    いないと書かれています。ちゃんと調べたのかな?

    www.ferrovienordbarese.it/uploads/network_reg.jpg
    では、複線はBitontoまでだが、下記のCorriereによれば、
    現在は、Ruvoまでのようです。流石、イタリア。古い情報
    も堂々と出していますね。

    www.corriere.it
    Non si scarta nemmeno la possibilità di un guasto tecnico.
    Nessuno dei due macchinisti ha potuto frenare.

    現時点では事故原因が人的なのか機械的なものかはわからない。
    事故は単線の部分であるが、隣のRuvoまでが複線で、
    Coratoからが単線。この部分は古いシステムを採用していて、
    しかもカーブの出口という悪い条件が重なった。最新式?
    (10年前)の列車二台が100キロ強で衝突。この手前までの
    複線化が事故の要因になった可能性も、現時点では
    否定できないと。

    難しい表現ですが、学校が休みにはいったが、大学生は
    まだ通っていて、これが6月だったら、もっと大惨事に
    なっていただろうと・・。
    Così i treni, due convogli moderni, uno del 2005 e uno del 2009, non hanno neanche potuto frenare, mentre avrebbero potuto farlo in un tratto rettilineo se i macchinisti si fossero resi conto del pericolo. Alla velocità stimata di 100-110 chilometri orari si fermano in 250 metri. Purtroppo così non è stato e se non fosse successo a luglio con scuole chiuse e lezioni ferme all’università, ci sarebbero stati più pendolari e sarebbe stato peggio.

    鉄道システムが古いので、EUの金で改善途中だが、
    事故部分は古いまま。流石に、中央の新聞は内容が豊富です。
    色々書かれていますが、私を含め、それなりに豊かな
    (財政的にと言う意味です)イタリアしか知らない。
    観光でも、奥までは見られないが、やはりイタリアの
    南北問題は根が深く、それの解決にEUが乗り出している
    ということを、今初めて知りました。

    以前は、北(イタリアの)が稼いで、南が使うと言われていたのが、
    いまや、欧州全体になっているのですね。

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    退会ユーザ @*******
    16/07/13 23:53

    私もその記事を読みました

    こんばんは。詳細なコメントありがとうございます。
    複線化は結局中断されたままのようですね。「二つのイタリアの反映」と書かれてありましたが、やはりこの差は埋められないようです。
    イタリアならではなのですが、労組側の意見も紹介されており、違法行為がまかり通っていたとありますので、原因はやはり複雑で、いくつも重なっての不幸な結果なのでしょう。
    鉄道会社社長のインタビューもニュースで見ましたが、かなり慎重に言葉を選んで答えていたので、重要な事項は分からないままでした。
    運転士の過失致死で片付けるのか、それとも企業の責任まで明らかにするのか、今後の調査を見守りたいと思います。

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  • いくら単線といっても今の時代に考えられません

    タブレットを使う時代には絶対起きない事故なのに不思議ですね。

    成功を祈る!

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    16/07/13 16:47

    ATSがないのでは

    さすけねえ さん。

    タブレットやトークンで運行していたのでは。日本の国鉄もタブレットを使ってましたが、度々衝突を起こしてました。
    出発信号機だけで、ATSや閉塞区間に列車がいるときに連動して自動停止する設備がしてなかったと思います。
    駅員が勘違いして出発信号を表示して青になったと思います。イタリアならありうると思います。

    外国では先頭車両に乗らないことです。

    Good ;uck.

  • なんと悲しいことでしょう

    Sabinaさん、
    情報をありがとうございます。
    今、テレビでも報道しています。
    私も、大好きなエリアだけにショックを受け、心が痛みます。
    25名も亡くなったなんて…
    亡くなった方々のご冥福と、負傷した方々の1日も早い回復をお祈りいたします。

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    退会ユーザ @*******
    16/07/13 23:24

    死者の数が錯綜しています

    こんばんは。コメントありがとうございます。

    昨晩就寝前に確認した情報では20名が亡くなったということだったのですが、朝起きたら25名になっていて、お昼頃には27名でした。
    しかし今またラ・レプッブリカ紙サイトを見たら、公式には22名死亡とあり、(好きではないのですが)コッリエーレ・デッラ・セーラ紙サイトでは23名となっていました。(ますます嫌いなベルちゃん系の)ラ・スタンパ紙サイトでは23名です。
    あまりに衝突の衝撃がひどくて、死者の数が確認できないということなのかも知れません。飛行機事故のようだと形容されています。
    負傷者が収容されている病院前には献血希望者が殺到しているということなので、普段は自分勝手な南イタリア人もこういうときは連帯感を表すのだなと、ちょっと見直しました。
    スード・エスト線やアップロ・ルカーネ線は大丈夫かなと心配になってきます。