レポート

衝撃的なワルシャワのNATO首脳会議・・・・

公開日 : 2016年07月10日
最終更新 :

朝、寝ぼけ眼でNHKのニュースを観ていたら、オバマ大統領がNATO首脳会議の後に先日のダラスの事件にコメントをした、とのこと。オバマ大統領は「NATO/OTAN」と書いた演題に立って記者会見しているのだけど、その背後にはでっかく「Warsaw」と言う文字がいくつも映っている。何で「ワルシャワ条約機構の本場」でNATOが会議をするのよ、やっぱり寝ぼけているか・・・・と改めて朝刊を見てびっくり。NATO首脳会議がワルシャワで開かれた、とある。そう、ポーランドはNATO加盟国なんだ。・・・

 最近の旅行では、「昔、教科書に出てきたところ、物」を積極的に見るようにしている。二月のルーブルでは念願の「ハンムラビ法典」を見ることができた。(余談だが、ハンムラビ法典というのは、仏語か英語では何というのか?というのに困ってしまい、グーグル先生に聞くことになった。)

 ところが、現代史系はことごとく「なくなって」しまっているものが多い。「ソ連」「ソフォーズ・コルフォーズ」「東ドイツ」「人民公社」「非同盟諸国会議(これは一応あるみたいだけど)」「鞍山製鉄所(これも何とか粘っている)」・・・・当然、NATOに対抗してワルシャワ条約機構があり、ECの対抗としてコメコンが教科書には載っていたし、テストの回答に書いたこともある。・・・

 ということで、今までもNATOはワルシャワで会議を開いているのだろうけど、こんなロシアへの当てつけみたいなところでやらずとも良かろうに・・・・私が初めて西ドイツに行ったときは、チェコスロバキアと国境を接するバイエルン州が米軍の数も多くて、どこに行ってもFENと全く同じ米軍放送が聞けたし、欧州駐留米軍の総司令部のあったハイデルベルクは西ドイツで真っ先に核攻撃を受ける街だから近づかない方がいい、と冗談半分で言われて、何となく避けてしまった覚えがある。(今でもハイデルベルクと言うと、何となく、核戦争、にいってしまう・・・。)

というのも、既に歴史になってしまった。もう一つ、教科書にでていたあれ、に行くことを密かに考えているのだけど、なくならないように・・・とにかく私にとってはびっくりな首脳会議でした。

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2件のコメント

  • 東西ドイツ

    大昔?のことを思い出しました。
    「世界まるごとHOwマッチ」というTV番組があり、
    クイズに応募して、地球の歩き方「西ドイツ編」をもらいました。
    引越し荷物に入れておいて、そのままなのですが、
    読み返してみると何か得られるのか?
    何かの機会に探してみます。

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  • ポーランドだけでなくバルト3国もNATOです。

    その間にロシアの飛び地のカリニンググラドがあるけど、 あそこらへんのロシア人が、両方からいじめられるといって、クレミアのようにロシアが ベルルーシにいつかは侵攻すると思ってます(今はベルルーシがロシア側の態度を取っているのでプーチンさんはOKなようですが)。 似たような理由をヒットラーがポーランド侵攻のときに使いました。 あの時もどこの国の兵隊かわからないような姿をしたドイツ人があそこらを徘徊していたときいてます。 

    NATO Article 5 (もしロシアがNATOの一員の国に攻めてきたらそこを助けるかどうか)というのはわたしのような NATOのなかの1国民にとって、大変重い問題です。 日米安保よりアメリカはこっちのほうに重きを置いていると思います。 ウクライナがNATOにはいるのを阻止するため (というかウクライナがNATOに入りそうだったから)にロシアはああいったことをやったのですから。

    今はどちらかというと南(トルコもNATOです)のほうが ISISに攻められそうですが。 トルコで(が)ロシアの爆撃機を打ち落としたときは肝を冷やしました。

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    NATO新部隊 対露抑止力強化を鮮明にした

    今日(7月13日)の親米の読売(CIAの手下といわれた正力さんの)の社説ににたようなことがでてます。

    http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20160713-OYT1T50124.html

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