昨日だったか、クレディセゾンの社長のインタビューが日経新聞に載っていたのだけど、興味深い話だった。
(記憶ベースなので、若干の食い違いはご容赦を。)
まずは、(ちなみに同社は最大手の一つなので、この会社の言うことはカード業界全体の傾向と言っても差し支えないと思う。)最近の動向として、物販と「サービスの購入」の割合が5:5になってきたとのこと。昔は当然物販が圧倒的に多かったそうなのだけど、レストランや旅行にカードを使う割合が増えてきている。・・・
びっくりしたのは、リボ払いが前年比で15%とか20%とか増えている、という話である。この板でも「リボは損だ」とあれほどしつこく(?)言われているのに、リボ払いが増えるものなのか・・・と思っていたら、その分析として「サラ金代わりに使われている(細かい表現は忘れたけど)らしい。」というのがあり、なるほど・・・と思った。
確かに15%~18%というのはまさしくサラ金の金利に近いものがあるし、リボ払いだと明示的に借金です、とは分からない。サラ金の規制が厳しくなっているので、クレカ業界に逃げてくる人が増えている・・・らしい。
最近はあまり見ないけど、大昔は旅行会社はトラベル・ローンというのを扱っていて(今もあるのかもしれないが)、学生なんか相手でも「今のうちに旅行に出て、社会人になって返済しよう。」みたいな宣伝をするところは案外あった。でも、今みたいに航空機も鉄道も宿もネット直売で買うと、相手がローンを組んでくれるわけではなく、自分でローンを組む・・・リボ払いにする、くらいしか方法がないのかなあ、とも思う。・・・もちろん、借金してでも旅行に行きたい人にとっては、であるけれど。
それに比べれば、外国でのキャッシングなんてかわいいものだと(?)思うのだけど、それでもいやと言う人は多い。でも、リボ払いはする、とか言う人は・・・いないとは思うけど。いずれにしろ、リボ払いの本質をついたインタビューで、おもしろかった。