10/07/27 09:45

Re: 上海のトランジットルームって?

中国の航空会社の経由便は、昆明便の場合でいうと、関空上海間が国際便、上海昆明間が国際・国内線混便として、同一機材を使用します。

中国の規定では、外国との入出国審査は、最初の寄港地・最終の寄港地、となっています。このため、経由便では、最初の寄港地、すなわち昆明便では上海浦東空港で行います。ですから、昆明までの乗客も、いったん浦東空港で降機し、入国審査を受けます。ですが、国際線の乗客は上海行・昆明行との二種類がいます。上海行の乗客は降機後、入国審査を受け、託送荷物を受け取り、税関検査後、出口から出ます。
しかし、昆明行の乗客は、入国審査後、同一機材で昆明に向かいます。そのため、航空会社では、昆明行の乗客を上海行の乗客から分離案内します。そして、昆明行の乗客を誘導して、入国審査を行わせ、搭乗待合室へと誘導します。この搭乗待合室がトランジットルームということになります。この経路は経由便乗客専用なので、通常は施錠などされて、通行できないようになっています。ですから、案内係員の指示に従わなかったり、はぐれると、この経路を行けなくなり、搭乗が出来なくなり、他の乗客にも迷惑をかけることになりますから、注意してください。なお、上海行の乗客(大多数)とともに行くと、出口となり、同じく搭乗できなくなる可能性が極めて高くなりますから、注意してください。また、託送荷物は、浦東空港はスルー扱いで、昆明で受け取ります。
さて、経由便の搭乗待合室(トランジットルーム)がどこかは、私は浦東空港での経由便を経験していないので、国際線用か国内線用か不明ですが、いずれにせよ通常の搭乗待合室のあるゲートが充てられます。それで、浦東空港着18時20分・発21時5分ですから、その間搭乗待合室内の施設(商店・喫茶店など)は利用できます。

昆明空港では、国際線・国内線混便ですから、上海からの国内線乗客と関空からの国際線乗客を分離案内します(託送荷物の受け取り場が別)から、注意してください。

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1件のコメント

  • 詳しいご回答ありがとうございました

    なるほど、そういうものですか。昆明こっち、という方について行かなくてはいけないんですね。その部屋でとりあえず2時間ほど。商店なり喫茶店なりがあったとしても、その元気があるかどうか…。なんせ昆明到着は、日付変わってますから。

    よく心得て行きます。どうもありがとうございました!

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    10/07/27 23:06

    経由便の安全検査について

    追記 入国審査から搭乗待合室への移動の途上で、安全検査が入ります。これは、国内線への搭乗前の安全検査に相当します。中国国内線では液体類の持ち込みは国際線基準より厳しく、またライターの持ち込みは禁止です。そのため、関空の免税店で購入した液体類(酒・香水等)は、領収書を提示しないと、廃棄となりますから、注意してください。