レポート

チューリッヒのお食事その1

公開日 : 2016年04月27日
最終更新 :

チューリッヒの物価は高い、高いと他人事で何度も書いていたが、ついに自分で体験することになった。2月の話、1CHF=115円で計算している。
1.Volkshaus Cafe Bar

着いた日の日曜日、チューリッヒの西部地区をうろうろしていて、そろそろ飯でも・・・と言う時に見つけた。Volkshaus(私は東独のVolkspolizai「人民警察」のイメージが抜けきれず、Volksとみるとついつい「人民」と訳してしまうので、人民自動車やファミレスの人民(食堂)同様、人民の家である)という文化会館付属のレストランとカフェバー。チューリッヒ人にはなじみの施設なのかも知れないが、日本語の論評はあまりみない。
http://www.restaurantvolkshaus.ch/bar-caf%C3%A9

建物の内部がバーコーナーとレストランに分かれていて、なぜか中国人の団体客がいる、バーコーナーのイス席へ。こちらでも食事ができる。スイス国内で生まれて初めて(?)飲むシャスラー(スイス固有の白ワイン品種、訳の分からない外国人がシャスラーを頼むとスイス人はやはり喜ぶ。)を一杯頼んで、メニュー(英語併記だったと思う)を眺めるが・・・そもそも100CCのシャスラーが7.5CHFで、ヨーロッパはワインが安い?何の事?という感じであるのだけど・・・・。

 泣く泣くFleischkaese(いわゆるドイツ料理のレバーケーゼ、ミートローフである。チーズは入っていないのに何でケーゼなんだろう。)をオーダー。パンはついてくるが、ミートローフ二切れついて、付け合わせ込で21.5CHF。結局これとグラスワイン3杯で44CHF、50CHF札が飛んでいった。・・・・これだけで5000円か・・二日間、生きていられるだろうか?

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3件のコメント

  • チューリッヒの物価って・・・(@_@;)

    高島たいらさま こんにちは

    チューリッヒ・お食事レポート、楽しく拝見しております。
    それにしても、彼の国の物価の高さには驚き!!!(@_@;) です。
    ううう~、チューリッヒ歌劇場でオペラを見たい気持ちは山々なれど、このレストラン価格を拝見したら「もう少し円が高くなってから考えよう」と 思いました。

    スイスのワイン情報を ありがとうございます。
    Merlotの白ワイン! なんでそんなモノを作っちゃったんでしょうか? 
    Zinfandelのブラッシュタイプみたいなのを作るつもりが、ロゼではなく白になってしまったとか?
    でも、あの果皮の色では どう頑張っても濃いロゼにしかならないと思うんですが・・・。

    >「オーブリオン、5センチリットル、91CHF」

    50ccで1万円とは、かなり強気の価格設定ですね。スイス人はリッチだなぁ~~~。
    CH.HAUT BRIONは私も大好きなワインでして、去年のGWに えっさほっさと見学に行ってまいりました。
    http://4travel.jp/travelogue/11009835
    HAUT BRIONと LA MISSION HAUT BRION 2007を水平試飲させて頂いて、至福の時を過ごしました(*^_^*)

    この後のチューリッヒお食事レポートの続きとクレイジーホースのシャンパーニュ編(抱腹絶倒の予感が・・・)を 楽しみにお待ちしております。

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    チューリッヒの物価って・・・(@_@;)

    むうにゃんさん、こんにちは。

     旅行記、拝見しました。本文でオープリオンの例を出したのは、私の知り合いもオープリオンのシャトーに見学に行って、大歓迎してくれたというお話を聞いて、それ以来、好意を持っている?シャトーの一つだからです。試飲の時に惜しげもなくポンポンポンとボトルを開けてくれた(?)というのにすごく感激したとのことで、今まで、日本人なんてたくさん行ってるんじゃないかとか、買いっぷりは中国人の方がいいんじゃないか、とかは杞憂とのことで・・・。シャンパーニュなんかも「はるばる遠い日本から来てくれた(これは事実とは思うのですけど)」と歓迎してくれるところが多いとのことなので、いつかはシャトー巡りをしてみたいです。

     メルローはおっしゃるとおり、あの赤い色を少しも入れずに白ワインを作るのはどうやるのか、これも現場をみてみたいですね。ピノ・ノワールの白ワインは日本ワインでも見たことがありますが、あの程度の赤色の果皮であれば、何とかなるだろう(?)と思うし、実際シャンパーニュだってそうですが、やはり、メルローはね・・・。

     今回はバスティーユで「Il Trovatore」、翌日の夜はクレイジーホース、と結果としてそこそこ散財の旅(?)になりました。その点はカタール航空で良かった(?)ですよ。・・・でも、きっと女性の裸とアルコールがアラーの神様の逆鱗に触れたのでしょう。帰路はメッカまであとたったの800キロと近づいたのにカゼで調子が最悪、という結果になりました。・・・パキスタン航空でアラーの神様は異教徒も助けてくれる、という話を聞いて以来、中東の航空会社に乗るときはアラーの神様がいつも見ている、とそれだけは信じていますけどね。

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  • チューリッヒのお食事その3

    3.FIFA Sportsbar 1904

    今回はスイスに本部があって世界中に混乱をもたらしている組織(?)として、BISとFIFAに行きたいと思っていたのだけど、FIFAは本部は開いてなかったので、2/29オープン予定だったFIFA Museumに付属するスポーツバーに行った。こちらの方は先行開業している。

    http://de.fifamuseum.com/visit/sports-bar-1904/

    場所はSバーン、トラムのEnge駅の真ん前。FIFAの本部とはチューリッヒ市街を跨いで反対側になる。何せ経営はFIFA Museum AG、となっているので、これぞ本場中の本場(?)のスポーツバー、のはずである。私にとってはチューリッヒの最後の食事(=飲み)で、昼間に行ったのでいまいち雰囲気がつかめなかったが。・・・

    ウエブサイトには日替わりメニューが載っているが、スープとメイン(肉or魚)だけで35CHF・・・スポーツバーなのでもうちょいカジュアルに食べようとホットドッグ(屋台系でなく、野菜やらも色々と入ったもの)18CHF、グラスワイン2杯で18CHF、計36CHFとなった。4000円を超えている。・・・・ビールは頼まなかったのだけど、普通のスホーツバーのようにビールをだらだら飲みながら、サッカーなんか見ていると、一体いくらになるものやら・・・。

     とはいえ、とにかく「FIFAの」スポーツバーである。渋谷のスポーツバーで話のタネにするくらいにはなると思う。・・・これで私の苦しい苦しいチューリッヒの日々は終わった。が、ただ一つ、10杯以上のワインを飲んだが全てスイスワインに徹したことが良かったこと、である。

    4.番外 Bristol Hotelの朝食

    Hbfから徒歩で10分もかからないBristol Hotelに二泊したのだけど、朝食付き、何とバスタブ付きでちょうど10000円くらい。ここの朝食は典型的なドイツ式ホテルの朝食で、パン、シンケン数種類にケーゼも数種類、温かいのは飲み物だけ、と言うパターンで、ローカル色が味わえて、私は非常に良かった。が、泊り客の半数以上は中国人で、甲府のホテルと同様、彼らといっしょに朝ご飯を食べることになった。別にマナーが悪い訳でもなく、騒ぐわけでもないのだけど、非日常感に欠ける(?)のが残念である。

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  • チューリッヒのお食事その2

    2.モーベンピック・ワインバー

    「チョコレートバー」ではない。念のため。が、アジアではアイスクリームはネスレが圧倒的に強いが、チューリッヒでは所々でモーベンピックのアイスを売っていて、ネスレの本場にしては「健闘」していると思う。

    http://www.moevenpick-wein.com/de/weinkeller/moevenpick-wein-bar.html

     ここは「苦しい時のモーベンピック頼り」で調べていたところ(私にとっては安いチェーン店というイメージなのだけど。)、たまたま見つけたもの。モーベンピックのことだから、あらゆる業態があるだろうとは思っていたが、ワインバーがあるとは・・・。この日はいまいちだったバーゼル旅行の帰りで、Hbfから、まずはバラドプラッツまで直行、そこから5分も歩かなかっただろうか・・・。

     歌舞伎町のワインバーのようで入りやすい、人は一杯である。メニューは英語併記、もう言うことはないのだけど・・・高い。スイスワインはグラスで8CHF以上する。メニュ-には白ワインが3種類あるが、全部飲んでしまった。さらにスパークリングワイン(Schaumewein)は、モーベンピックが作っているヴァン・ムスー、トラティシヨナル・メソッド・・・とか書いていると、飲まざるを得ない・・・ジモティ向きのお店のせいか、南米やカルフォルニアワインなどもあるが、そんなものは日本で飲む方が安くておいしい。ということで、スイスワインだけで5杯・・・レシートを失くしたのだけど、これだけで40CHFくらい。

    ウエブのワインメニューが参考になると思うが、私はとことんスイスワインにこだわったのだけど、「オーブリオン、5センチリットル、91CHF」のようにずらっと並んでいるところを見ると、スノッブなチューリッヒ人やプライベートバンクに行ったお金持ちが食事の前に軽く一杯、のような需要の方が多いのかもしれない。

     おもしろいのは「メルローの白ワイン」。「ほわいとわいん、めるろー?」みたいに聞いたら、若いお兄ちゃんがここぞとばかり説明しだした。スイスの一部でメルローを白ワインとして作るところがあるとのこと。街の中でも一か所だけだが、メルローの白のボトルを売っていた。メルローは何度か収穫したことがあるが、そもそも収穫箱や自分の服も赤くなるくらい濃い果皮だけども、お兄ちゃん曰く「(タンクに入れた後に)get off the skin immediately・・・・」って、問題はどうやってイミーディエイトリーにスキンをゲットオフするのか、ということではないか・・・と思いつつ、私の英語ではとても突っ込めないだろうと思って、聞くのはやめた。ちなみにこのメルロー、普通の赤のメルローの香りはしない、何とも言えない白ワインである。

     赤もピノ・ノワールが一つあり、それを頼んだ。ちなみにシュペートブルグンダーというドイツ語は通じず(他でも言ってみたが、通じなかった。)スイス語ではピノ・ノワールと言うみたいである。また、ピノ・グリはピノ・グリージョというイタリア語風の書き方をしているところもあって、単純に産地に合わせているのか、それともスイス語なのか、よく分からない。

     シャンパーニュもモーベンピックオリジナルがあるので、シャンパーニュに畑や醸造施設を持っているのだろうが、モーベンピックオリジナルシャンパーニュなんて、みんな飲むものだろうか?「パリ編」ではあの(!)クレイジーホースのシャンパーニュについても書こうと思っているけど、例えばジュネーブあたりだと、また違うワイン世界があるのだろうか?まだ、仏語やイタリア語をしゃべっているスイス人を見たことがないので、ぜひ、行ってみたいものである。

     で、食べものはここではつまみに徹することにしたが、スイスらしいつまみ、というのがいまいち浮かばず、イタリア産生ハム二種類、イベリコ豚のハム一種類の計100gの盛り合わせを頼むことにした。こうなると新宿で飲んでいるのとあまり変わらないのだけど、21CHF。100gというのはそこそこの量があって、パンもついてきた。

     ということで、グラスワイン5杯にハムのつまみで70CHF近い支払だった。・・・地方だととても安い・・・とも思えないので、この国でもし毎日飲むなら、適当なボトルを買って、後はミグロでつまみを買うしかないのかも・・・でも、このバーは店員はフレンドリーだし、客層も多種にわたっていて、中国人もいないし(中国人を差別する訳でなく、彼らがいると、新宿も渋谷も甲府もケルンもチューリッヒも同じ雰囲気になってしまうのがいやなだけである。念のため。)値段に多少目をつむれば、いい飲み屋である。

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