しょせん野次馬の勝手な講釈になりますが・・・

亡くなられた方には何とともお気の毒です。 ご冥福をお祈りします。

さて 事故の発生状況はわかりませんが、現場は谷への急斜面(とはいってもそれほど激しい崖ではないはずです)の森林の中の線路のようです。 もう過ぎフィエッシュ駅ですがその前に子供たちの林間学校(春秋は兵士の訓練施設)内の臨時停車駅があるはず。 たぶん線路に問題があったのでは・・・と勝手な想像です。

復旧は比較的早いと思われます。 もともと線路幅の狭い路線で、観光用の車輌も軽量設計のはずです。ああいう狭い地形での作業もお国柄のおてのものですし。

平行してフルカ街道(国道)が走っておりますし、この道路はその昔はこの先でイタリア側の峠を越えてアンデルマットへもう一度上がりなおした上で、ライン川上流方面へ回りこむポストバス(もちろん以前は郵便馬車です)のルートでした。今でも観光用のシーニック・ポストバスが夏の間は日に何本かこの先の確BEWALD
あたりから出ていたはずです。

つまり代替輸送の体制は整っています。 アンデルマットの向こう側、ディセンティス/ミュスタイアの先のライン上流地域では路床が流されて、途中区間がバス輸送なんていうのも、最近は聞きませんが以前はちょいちょい。この場合は大体復旧に1シーズンはかかったようですが・・・。

どなたかが小さなローカル鉄道だから補償が大変だろうとのご心配をされておりますが、この路線はマッターホルンゴッタルド鉄道の部分です。この会社は3年ほど前にディセンティスからツエルマットまでの3つの会社が合併(それ以前にはもっと細かく分かれていたのですが)して今では、ご存知の氷河急行もレーティッシュ鉄道との2社での運行体制になったばかりです。

・・でこの合併には、地方政府のバレイ州、セントラルスイス州、それに連邦政府も出資しての合併だったと記憶しています。 ですから 田舎のちっぽけな鉄道会社なんて考えなくてもいいのです。

スイスの中央にそびえる難所を越えてライン川流域とローヌ川流域を鉄道で結ぶための努力の結晶路線は、その実態が単なる観光路線・・?ではない国としての意気込みと誇りがかかっているのですから・・。

なんて こんなに力説することでもありませんし、しかも検討外れである確立もかなりあるのですが・・。

発展途上観光国オーストリアの片田舎のにわか地下ケーブルカー会社と一緒にしないでください・・は、うーんちと贔屓の引き倒しですね。

指折り数えてご出発をお待ちの氷河急行乗車予定の皆さま・・・たぶんその頃にはバスの部分はあっても復旧しているはずです。 もっとも壊れた新型車輌は直りませんが、なーにあの会社のこと、案外思い切り旧型のレトロ車輌に乗せてくれたりして・・・。 どう工夫してくるかもお楽しみの一つです。

・・・一体全体 わたしは何を書きこんでいるんだろう。この暑いのに・・・。 

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