ツエルマットまで日帰りは長期滞在者だけです

ツエルマットは沢山(無数にあります)のお勧め日帰りのひとつにあっても、誰もしないのが実情です。これは目的地がグリンデルだけで、そこに1~2週間以上もいる人のためのプランです。向こうでは1ヶ所で休暇を過ごす人が多いので、常識ではしないようなプランも散見され、驚くことがあります。

グリンデルで3,4泊だとユングフラウヨッホやミューレン、ヴェンゲン、フィルストなどとても行ききれないくらいの素晴らしいスポットがあるので、ツエルマットまで日帰りなんていう発想は普通しません。もう行く所がなくなった人が行くわけです。

日本でいえば、京都から奈良日帰りの外国人はかなりいます。1時間弱だからです。これが3時間だったら、奈良にも1泊するようにします。かかる時間はトータルで同じですから、1日に6時間も乗るようなプランは避けます。
自然の景勝地同士ですから、上高地から美ヶ原に日帰りするようなものです。松本経由で片道3時間ですから。かの御仁は時々とんでもないことを言って失笑を買っています。スイスには多少詳しいので惜しい人材ですが、この答えには0点をつけざるを得ません。

理論上は可能でも、賢明な方はそんな旅行はしません。
まず、マッターホルンが見れるチャンスが1日しかないことです。

1泊して正午着、発としておけば、丸1日の滞在でも初日午後。2日目午前と2回チャンスがあります。どうしてもマッターホルンが見たいひとは連泊してチャンスを3日にします。

ベルナーオーバーラントも同じことがいえ、連泊すれば、アイガー、メンヒ、ユングフラウなどが見れるでしょう。
ですから、まずこの2ヶ所での連泊を基本にするのがいいかと。あとはオマケくらいでいいかと思います。
少し連泊にこだわりすぎる気もします。

連泊は荷物の移動がないのが楽ですが、日帰りすることにより、移動時間が倍かかり、移動ばかりのようなたびになります。

1泊ずつで移動ばかりを繰り返す旅を移動ばかりの旅になると言う人がいますが、実際は全く逆で、一筆書きコースで夕方や夜になったら泊る旅が移動時間が最少で済み一番楽です。

でも、押し付けはできませんから、トピ主さんの希望に添う形でグリンデルを基地にツエルマットを除く各地に日帰りするプランを提案しました。

ゴールデンパスはルツエルンへ行くとき予約なしで乗れます。
氷河急行は予約が取れたら急行で、ダメなら予約なしの普通で。4回乗換えとなりますが、乗り詰めで8時間より楽かも。乗換え時間に絶景付近をぶらぶら歩けますから。
パスがあれば予約料以外は不要です。

最後の番はバーデン温泉でいい湯だなするのもいいですよ。バーゼルなどで泊らずに、ちょっと列車に乗るだけで「いい湯だな」です。

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