鳥葬について

以下は、西蔵文化圏を何度も訪問している中国人のブログを丁度昨日見ていたばかりです。私的には部外者の我々が安易に行く所では無いと思えました。
<天国への葬儀 ―― 魂の回帰>
○○・ゴンパの見学と共に、天葬を拝むのも今回訪問の目的の一つでした。
ただ、天葬の事はゴンパで聞いてもよく判らない。僧侶達は、よそ者に話したがらないし、以前に天葬台で写真を撮っていた外部の人が殺害されたこともあったらしい。神秘性と共に緊張感も覚えてきます。
偶然漢族のおばあさんに出会い、幸いに天葬場へ行ってくれる車を見つけてくれた。チベット人ドライバは今日はもう間に合わないかもと言っていたが。。。ゴンパを出て車は丘の上に向かうが、道なんてなく、ただ丘を登って行く。天葬台は山上にあるものと思っていたが、山上を過ぎた山の中腹斜面にあった。
まもなく一つの箱が担がれてきて、中から三体の屍が現れた。親族達は白塔の周囲を廻っている。と、天葬師が来てナイフを用いて・・・これ以上はとても書くに忍びない。ハゲ鷲が次々と山上から飛来してきた。チベット族はロープが張られた周囲に立ち、天葬台で繰り広げられる儀式を見守っている。 
真っ青な空、緑の山並み、無数の飛び交うハゲ鷲、天葬師と死者。その場に立つ我々に強い衝撃を与え言葉も出ない。誰もシャッターなぞ切れない。この一瞬の震撼は体験しない限り理解できないが、何日も苦悩を覚えたのも事実である。天葬は彼らの信仰、風習に対して尊敬の念をもって見守りたい。ゆえに、ここに添付する写真は周囲の風景などで、儀式の写真は掲載できない。ただ、今回の情景をもしも体験しなかったら、それは非常に残念なことと断言できる。

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