05/06/01 13:48

<6日目> 5/9(月) ウィーン泊:その壱


残念ながら月曜日なので、軒並み美術館はお休みである。
そんな中レオポルト美術館は月曜も空いているので、迷う事なく行先は決定。
やはりウィーンに来たら、シーレとクリムトは観ておきたいし。
(であれば、ほんとはヴェルベデーレ宮殿も行っておくべき場所では
 あったのだが、今回は時間が足りずに断念。)
が、まずはその前に、デメルのザッハトルテである。


・ザッハトルテ@デメル

外面はこじんまりしてるようにも感じられるが、中に入るとなんとも重厚さの漂う
空間である。
普段なら場違いで居心地の悪い思いをするはずだが、ここ数日で予想以上に
図太くなったんで、結構平気になってきた。
お決まりのザッハトルテを注文後、なんだか一口サイズのパイともケーキとも
つかぬものを発見し、追加でお願いする。結局この小さいのは何だったんだろう。
(メニューから選ぶのではなく実物を見て頼んだので、名前を確かめ損ねた。)
テーブルが2つしかなかったが、すぐ空いたので有難く座る。
(後で、奥にもスペースがある事に気づいた。奥だったらもっと寛げたのかも。)
飲み物は、折角だからここならではのものを頼みたかったが、そういうのは
値もはるし、昨日の反省もあり、普通の珈琲を頼んだ。

ホテルザッハーとは違って、クリームは添えられていない。ちょっと残念。
ケーキはやはり甘かったが、ま、(ウィーンでは)こんなものだろう。
デメルは地下に博物館みたいなのがあるらしいが、ものぐさが顔を出し、
今回はパスする。
デメルにはスミレの砂糖漬とやらがあるとかで気になっていたのだが、
小さな箱が10数euroもする。高い。
空港の免税店で安かったら買おうと思って、お土産は何も買わずに店を出た。


・シュテファン寺院

デメルから近い事もあり、折角だから少しは観光らしい事もしようと、
レオポルト美術館に行く前にシュテファン寺院に寄る。

流石の大きさである。中もまた広い。美しそうな祭壇は、信者以外は遠巻きに
観るしかない様でちょっと残念だったが、どちらを向いてもたいした装飾である。
2階のステンドグラスが、よくあるきらびやかなものと印象が異なり、青と赤が
鮮やかである。これも近くで観られず、残念だったので、絵葉書を買った。

さて、馬鹿と煙は高いところに上る、というからには、塔にも登っておかねば
ならない。
この寺院には南塔と北塔の2つの塔があるが、どちらも有料なので、今回は北塔だけ
にする。
狭い階段を息切れしながら上る。有料の望遠鏡もあるが、眺めはよくとも
鉄格子越しの風景なので、写真を撮るには辛いものがある。
ウィーンの街全体が見渡せるが、土地勘がないので、どちらに何があるのか
よくわからない。

何気に眺めていると、外観工事の足場の隙間を、エレベーターが下りていく。
工事用のエレベーターなんて初めて見た。
タイミングが合わず、写真が撮れなかったのが惜しい。


・セセッシオン

シュテファン寺院を後にし、レオポルト美術館に向かう。
適当に歩いていると、途中でセセッシオンに出くわした。
観たいと思っていたのをすっかり忘れていたので、ラッキーである。
少し前に降り出した雨が上がるのを待って、写真を撮りまくる。
植木鉢の足元を支えている亀たちがなんともかわいい。
中も気になるが、今回は外見のみで我慢する。

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