レッチュベルグ越え

何度も書いていますが、この路線の見所は

(1)シュピーツ側のレッチュベルグトンネルに入る手前の連続ループ

 このループはループ2回で高度を稼ぎます。
 最初のループは左周りで、ループを回ると線路位置が高くなり、進行方向が完全に
 逆向き(シュピーツ方向)になります。その時、通ってきた線路が眼下に見えます。
 しばらく走ると今度は右ループ線でさらに高度を稼ぎますが、確かトンネルもあるため
 こちらは判りにくかった様に思います。

(2)レッチュベルグトンネルを抜けた瞬間からシュピーツまで

 トンネルを抜けると、ほぼVipsのあたりですが、谷の中腹(高さ400m?)に飛び出し、
 ブリーグまで進行方向右手にローヌ渓谷の素晴らしい景色が堪能できます。

と言うことで、コンパートメントでなければ、シュピーツで進行方向左側に座り、最初のループの後右手に座れば両方が楽しめますが、もしコンパートメントであれば景色は(2)>>>(1)ですので、右側を確保される事をお薦めします。

ついでに・・・ブリーグから先、イタリアに抜けるシンプロントンネルは上越新幹線、
大清水トンネルが貫通するまで80数年間、世界1の長さを誇っていました。

トンネルを抜けた後、しばらくは山の中の田舎の車窓ですが、進行方向左手にマジョーレ湖が広ガって来ると、ここの車窓も日本とは別世界のような美しさです。

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1件のコメント

  • Re: レッチュベルグ越え

    内蔵介どの

    でもこの線がこんなに本線?への接続が悪くなっているとはびっくりしました。

    ここ2-3年でヨーロッパ各地の鉄道見直し風のせいか、4-5年前の経験が通用しなくなっているようです。 

    まあそういう意味では日本でも越後線やら三陸海岸線やらもおんなじではありますが・・・。

    トーマスクック愛用者には厳しい風潮ですと申し上げたら、また大人気ない・・と貴殿からのお叱りを受けそうですね。

    この秋はこの線でレッチェンタールを訪れてみたいと画策中です。 もちろん初訪問です。

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    格下げ?

    ぼうふらおじいさん、こんにちわ。

    >でもこの線がこんなに本線?への接続が悪くなっているとはびっくりしました。

    そうでしたか。
    レッチュベルグにせよ、ゴッタルトにせよ時間短縮が目的で長いトンネルを掘っているわけですから、本線が出来た後はローカル線に・・なりますよね。

    >トーマスクック愛用者には厳しい風潮ですと申し上げたら、また大人気ない・・と貴殿からのお叱りを受けそうですね。

    お叱りなんて、とんでもない。
    ローカル線はダイヤを工夫する楽しみや途中下車の楽しみもありますので、覚悟して乗ればよいのですから・・・
    突き詰めれば、BrigとHohtenn駅間を往復できれば・・・OKという事になりましょうか・・・

    それにしても車窓はベルニナ線のアルプグリュムーポスチアーボ間に匹敵すると思っているのに、こちらはガイドブックではマイナー。
    益々マイナーな存在として、鉄道ファンの穴場になるかもしれません。