サムイ島で・・・

8年前位訪れたタイのリゾート、サムイ島でのこと。
一番繁華街のチャウエンビーチ沿いにある中規模のコテージタイプのホテルに友人と滞在した時、最初の日の夜中のことでした。
友人がエアコンを嫌ったためエアコンなしの猛暑の中、暑くてウツウツしていたら、フワッと足からお尻にかけて風が当ったので「えっ!?」と思わず起きて、コテージの入り口を見たら何と扉が開いています。
勿論寝るときは扉を含め開口部は全て閉め切ったはず…。
思わず反射的に大きなダブルベッドの反対側に寝ている友人の方を見たら、寝ている友人の脇に人(男性？）の様な黒い大きな影が立っているのが見えました。

心臓が飛び出すほど驚いて、悲鳴に近い大きな声で「××ちゃん起きて～！部屋に誰か居る!!!」と叫んだまでは覚えています…がその後体が動かず、眠気も有ったのか意識が無くなりました。
次に起きた時はもう陽が上がっていて明るかったのですが、入口付近を見たら寝たときと同じようにドアや窓は閉まり、カーテンもちゃんと掛けられています。
最初は夢かとも思いましたが、妙に記憶はリアル。
起きた友人に話したら、確かに夜中自分を呼ぶ私の声を聞いたとのことなので、叫んだのは本当の様でした。
寝苦しい夜が見せた夢かうつつか…。
翌日はそのような事も無く眠れましたが、未だにあの足に当たった冷たい風は忘れられない記憶となっています。