保険に関して カリフォルニアでは、Liabilityと呼ばれる、日本の自賠責に当たる強制保険に加盟していない車を運転するとDriving Without Insuranceの道交法違反になります。 事故の際だけではなく、違反などで停められた時にも警察官は『必ず』「免許証と保険証書を見せて下さい」と指示します。 その際に保険の証書を提示する事が出来なければ、車は即刻運行停止・牽引・保管されて、道交法違反の切符が切られます。 カリフォルニア州で自分の車を持っている人の多くは、自分の車の保険が他者の所有する車(含むレンタカー)もカバーするドライバー保険の条項付きの保険に加盟している場合が多いので、Liabilityは「自分の保険がカバーします」という事で、その保険証を提示すればOKですが、旅行者の場合(&自分の車の保険が他者所有の車をカバーしない場合)は、レンタカー会社が提供するLiabilityに加盟しないと違法なばかりか、事故の際に大変な事になってしまいます。 日本で言う自損保険(任意保険)は、クレジットカードがカバーしているケースが多いです(多分ゴールド以上?)。 これはご自分のクレジットカード会社に確認するしか手は有りません。 (発行銀行によって特約が違います。プラチナであればまず確実にカバーするはずです) 乱暴な言い方をすれば、レンタカーを借りると(旅行者の場合)加盟が『法律で』義務付けられているのがLiabilityで、入ることを勧められる(拒否する事も可能)のがLDWと呼ばれる保険(厳密には保険ではないのですが)ですね。 (前述のようにレンタカーだから入らなくてはいけないわけではありません。公道を走る全ての車は何らかのLiability保険に入っている証明が即座に出来る事という事です) 「LDWが保険ではない」と言うのは、自損保険に似ていますがこれは『レンタカー会社があなたに修理代を請求しません』という『契約』なんです。 つまり、レンタカーが盗まれた、傷つけられた、自分で擦った・事故った、飛び石などで窓が割れてしまった・・・・etcの際に、LDW契約をしていなければ、レンタカー会社は借主に修理代(&レッカー代や休業補償など)を請求しますが、LDW契約をしていれば借主には請求しないという事です。 これが無ければ、最悪の場合レンタカーが盗まれたり全損事故になるとその車の中古査定額が全額請求されます。 クレジットカード会社が提供するのは『保険』で、上記の自損・盗難などの場合にクレジットカード会社がレンタカー会社に対して修理代等を支払ってくれます。 レンタカーの料金については割愛します。 ただ参考まで、先週EnterpriseでFull Sizeを1週間借りて$211でした。(保険はレンタカー会社とは一切契約していない料金です) ところで、国際免許証はそれだけでは効力が無く、原本(自国の免許証)の所持・提示が無いと無免許運転になるのでご注意を・・・(レンタカー会社で確認されるはずですが・・・) 国際免許証は、実際には『免許証』というよりも、原本(自国の免許証)の翻訳書程度の効力しかありません。