バンコクからルアンパバーンへの道 途中の見所をたどっていくのもなかなか興味深いものがあります。 ここではいくつかのルートを考えることができます。 1.友好橋、ビエンチャン経由がもっともシンプルで疲れません。 単純なルートとお考えかもしれませんが、途中の町、コラートとかチャイヤプーム、コンケーンなどを組み合わせると興味深い旅行になると思います。 ロンリープラネットのタイ編に地方都市の案内が掲載されています。 チャイヤプームは日本に出稼ぎに出る人が多いようで日本語を話す人に出会います。 コンケーン市街南の池の周りのお寺が興味深いかな。 2.途中の旅行を楽しむなら、プレー(実際の発音はペエとかパエという表記が近い)、ナーン経由。 プレーのシャン様式の寺院はミャンマーの旧シャン王国との文化交流をうかがわせます。バスターミナル近くの寺院は現在使われていないので、旧市街へ歩いていく途中の寺院がいい。 ナーンのワットプーミンの壁画は19世紀後半のもののようですが、現在のタイ民芸の風俗画の源流に思われます。ナーンから北へ、タイルーの村、ノーンブアのワットノーンブアの壁画も同一の様式。 ノーンブアの木綿の手織物はタイルーのライナームラーイ様式が見られ、ルアンパバーンとの関連が興味深く感じられます。 ナーンバスターミナル朝発のバスがトゥンチャン経由のフアイコン行。午後1時ころフアイコン/ナム・ンガンの国境を越えれば、サイニャブリ県のムアンンガンは遠くありません。国境で待てば旅行者を乗せたトゥクトゥクが来るでしょう。この日はムアンンガンからムアンホンサーまで。 翌朝メコン川のタースオンまで山を下り、パークベンからのルアンパバーン行きのスローボートに乗船すれば約8時間。季節にもよりますが、日が暮れるころにルアンパバーンに到着するでしょう。 このコースは逆方向のルアンパバーン→ナーン→スコータイしか利用したことがありません。