昨日17日、ケルンで女性市長候補ほか計5名に暴行事件が起きた。
http://www.spiegel.de/panorama/justiz/koeln-attentat-auf-henriette-reker-gutachter-haelt-messerangreifer-fuer-voll-schuldfaehig-a-1058370.html
ケルンは以前よりイスラム教会設立を巡って、ネオナチとは別に、激しい反移民の住民運動が起こっており、ハノーファー~ドレスデンあたりの北部ドイツ(ニーダーザクセン州など)では、もともと旧東独出身者層の長期経済格差にくわえ、フォルクスワーゲン偽装問題のダメージもあって、今後、さらに各地でトラブルが頻発する危険性がある。南部諸都市についても、ようやく大量の難民が到着したが、すでに野宿できる気候ではなく、受け入れ先探し待ちのため、駅舎内などに留まっており、かなり政治的に不安要因を抱えている。
基本的にドイツは親日とはいえ、自動車産業や家庭電器産業などについては敵対的。旅行者といえども、暴徒の標的になることもあり、どの町でも、「新市街」(駅周辺)の移民地域の宿泊や散策は避けた方が無難。私も残念ながら、今年、予定していたクリマ巡りは中止に決めた。