05/10/30 03:18

ドラッグ事情について

当然違法です。しかしながら、オーストラリア人の75%経験はどうとしても半数の50%以上が経験あり(若年層に限り)というのは残念ながら事実です。
また、個人使用については認められている、のではなく**グラム(あえて書きません)までの大麻ならば個人使用と認められ警官から事情聴集を受け、かつ「警告」という形で「警告文」を受け取る可能性が高いという事です。事情聴集を受けた際には当然、住所、名前、パスポートのチェック等入りますから、個人使用だとしても罪は罪です。ブラックリストに載りかねないのでタッチしないのが無難でしょう。

ただ、なぜ警告文なのか、に関しては残念ながら豪州での麻薬使用者が日本の比ではなく膨大な数に上るため、常用者を完全に取り締まりきれないからです。
特にマリファナの蔓延は深刻であり、次にエクスタシー錠剤等のMDMAが蔓延しています(一昔前まではヘロインの常用者が社会問題でした)。また。コカインなどは高所得者の間で蔓延しています。

また、邦人内での大麻蔓延も深刻です。豪州を訪れる方、「絶対」に手を出さないよう警告いたします。
大麻だから大丈夫だと(常用性が無いから)言う人もいますが、それは全くのガセだと言って良いでしょう。これは殆ど知られていない事ですが、年々密売大麻に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)の含有率が増加しています。これは大麻使用に於ける精神作用が年々強力なっている表れだと言えます。大麻は「精神常用性」がありますから、一度はまって止められなくなる可能性が高くなります。事実はまって止められなくなっている邦人を見たこともありますし。
また、麻薬を買う、という行為はどうしても犯罪組織関係者との接点を生みます。これは極めて危険な行為です。

どこの国を訪れた場合でもそうですが、麻薬で頭をぼかして大切な日々を失うよりも、一日一日を大切に生きていく方が自分自身の為になります。現地で麻薬をするよりも良い友達(麻薬友達ではなく)を作るようにしましょう。

以上、非常に長くなりましたが、オーストラリアに行かれる方、楽しい
現地生活を送ってください。

私は豪州の治安調査を行っているので、オーストラリア、特にシドニーに関する治安情報には精通しているつもりです。もし何かあればご質問下さい。

ちなみに治安情報はこちら(下記)で公開しています。できるだけ更新しているつもりですが、多忙ゆえ出来ない場合が多々あります。長い目で見守ってくださいませ。では!

http://www.geocities.jp/suishin_ryu/sydcrimemenu.htm

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1件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    05/10/30 20:11

    ありがとうございます。

    大変、勉強になりました。
    今回質問させていただいたのは、私自身が大麻などのドラッグに興味があってのことではありません。

    オーストラリアに行ってトイレに使用済み注射器入れが常備されていたり、今回訪ねた友達が過去にアルコール中毒とドラッグで病院に入っていた話を聞いたり(行って聞くまで知りませんでした)、その友達の友達が現在も使っていたり、売人というものを初めて目の当たりにしたりとあまりにもカルチャーショックというか精神的なショックを受けて帰ってきました。滞在中は食欲もなくし友達とも口をきかない状態でした。もちろん友達は今は止めていて、無理に私にまで強要するようなありませんでしたが・・・。

    以前、テレビか何かでオーストラリアの深刻な問題として取り上げられていたり、ガイドブックで少しは見たので知っているつもりでした。
    でも、実際それが現実の問題として自分の目の前で起こるとまいってしまいました。

    ネットで調べても合法の州があるや合法化する動きがあるとかあって、よくわからなくなって質問させていただいて次第です。

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    05/10/31 01:10

    オーストラリアの麻薬問題について

    そうですね。確かにオーストラリアの麻薬問題は非常に深刻です。poohsさんのおっしゃっている事が良く分ります。実を言いますと私自身も始めはpoohsさんと全く一緒でした。渡豪をし、毎日を一生懸命頑張っていた中で、オーストラリアの病んだ現状を知ったのです。
    前述した中で「警告文」の事を書きましたが、それがオーストラリア警察の現状である事は残念ながら認めざるを得ません。しかしながら、「すべての州」に於いて麻薬の使用・所持は違法なのは変わりません。
    一例として、皆さんがよく行かれるクイーンズランド州では大麻、500グラム・100草までの所持の場合、最高15年の懲役もしくは30万ドルの罰金となっています。
    再度言いますが(オーストラリアに行かれる皆さんに)、「警告文」くらいならいいや、とお考えの方は考え直してください。「全て」の警官が即「警告文」を渡すとは限りません。何らかの原因で即逮捕になる可能性は高いでしょう。

    今回、poohsさんのおかげで深く掘り下げた回答が出せました(普段、HP以外ではこういう機会はありませんし)。ありがとうございました。
    下記の治安情報内に豪州の麻薬事件等含まれています。よろしければどうぞ。


    http://www.geocities.jp/suishin_ryu/sydcrimemenu.htm



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