レポート

Chase銀行のレター

公開日 : 2015年10月08日
最終更新 :

アメリカの銀行は(通帳を発行しない銀行)月一回のステイトメント発行を義務付けられていて、さらに本人が電子化に同意しないと、紙で送ってくる。(昔は紙での発行を義務付けられていたが、さすがにそれはなくなった。日本ではそのような法律がないため、無通帳口座でもステイトメントを発行しない銀行もある。)

今月のChase銀行のステイトメントは普段と違い、一枚目に長々と文章が書いてある。「他行ATMの手数料とトラベラーズチェックについて変更します。」とある。一般ぴーぽーについては、
・米国、プエルトリコ、米領バージン諸島での他行ATMでの照会、振替、引き出しは2.5ドル
・米国、プエルトリコ、米領バージン諸島以外での他行ATMでの照会、振替は2.5ドル、引き出しは5ドル(さらにATM設置者の手数料がかかります。)

 香港のHSBCなんかもかなりの手数料がかかるが、5ドルは高いだろう。NHKのBSで「米銀のATM手数料は史上最高になるとABCが伝えている」と言ってたが、このことも関係するのか・・・VISAとかのシステムを使っている以上、為替手数料が日本の銀行と大して変わる訳でなく、この辺は日本の銀行、カード会社は大健闘していると思うのだけど・・・。

 もっとも、わたしが感心したのは、上位ステイタスの口座に関する表記である。最上級になると、
・You will not pay a fee to us for using a non-Chase ATM.We will also refund up to 5 fees charged by the ATM owner every statement period.
二番目クラスになると、
・You will not pay a fee to us for using a non-Chase ATM.You will have to pay all fees charged by the ATM owner.

余談だが、この手の文章を読んでいると、中学時代の英語をそこそこ真面目にやっていて良かった、とつくづく思う。よくこの板でもATMの手数料については「誰にそのお金を払うのか?」が問題になるが、日本の会社もこのくらい分かりやすく書けばいいのに・・・・・。

そして、トラベラーズチェック。
Begining November 9,we will no longer sell Travelers Checks.(no longerを使っているところに、万感の思いがあふれている、と思うのは私だけか。)ちなみに、
http://www.aetclocator.com/wheretobuy/lookup
ここで、New York,NYで検索をかけると、ほとんどChaseしか出てこない。米銀の最大手が販売を中止するとなると・・ちなみに私はこの銀行に最初に預けたお金は、日本から申告下限ぎりぎりで持ち出したアメックスのT/Cで、手数料は全くなしで額面のまま預入してくれて、T/Cって米銀とは相性がいいんだなあ、と感心したことがある。

ということで、時代はATM。いかに安いコストでATMを使うか・・・先日、新生銀行が海外でATMを使うと一回に付きTポイント50ポイントを一か月で最大二回まで付けてくれることを知った。たった100円だけど、新生銀行の為替手数料の高さが彼らにも分かってきたのか・・・ということで、引き続きATMについては情報交換を続けたいものです。




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