短命ではありません 飛行機の経済寿命は20年と言われています。 L-1011の開発中にエンジンを供給するロールスロイス社がL-1011用のRBエンジン開発で多額の開発費のため倒産し、開発が遅れライバルのDC-10に後れをとったのが、躓きの第一歩でした。 性能的にはDC-10より優れていたと評価されています。 1番の要因は大型双発機によるETOPS(双発機の洋上飛行制限)の拡大により3発機の不経済性からです。 3発機なら双発機と違い規制を受けないで大西洋や太平洋を横断出来たので重宝されましたが、エンジン性能の向上により、双発機での長距離飛行が可能になりETOPS拡大で洋上飛行制限が緩和されたからです。 MD-11を見れば一目瞭然です。 DC-10と違い機体構造から貨物機への転用が不向きだったのと、DC-10が航続距離を伸ばしたのに対して長距離性能が不足していたのもあります。 元々がアメリカ大陸横断用でしたので、長距離性能を必要としていなかった。 近場だとBKK(スワンナプーム)にストアされている姿を見ることが出来ます。
ありがとうございます。 得点
Re: 短命ではありません AtoA さん、明解なご説明、ありがとうございます。 商品企画が悪かったことと、運が悪かったこと、その 2つが五分五分、ということでしょうか。ロッキード事件 は何だったんだろう、と思ってしまいます。 store という言葉は直感的ではないですが、要するに 野ざらしですよね。スクラップにするにも金がかかる、 ということでしょうか。気の毒な末路です。 個人的には、座席番号が見にくい、あの古いエアバス に退役してもらいたいですが。先日も乗ってしまいまし た。