レポート

ウズベキスタンの両替事情

公開日 : 2015年09月12日
最終更新 :

ウズベキスタンは、通貨スムにおいて、公式レートと実勢レートの闇レート(市場で両替されることから、バザールレートと呼ばれる)が存在する不思議な国です。銀行、空港、ホテルで両替すると、公式レートが適用され1ドル=約2,600スム(H15.8.29現在)ですが、バザールレートでは、交渉次第ですが1ドル=4,000スムと、公式レートの1.5倍のレートです。実際は、1ドルは4,000スム以上の価値かもしれません。市場での両替は違法らしいのですが、1.5倍のレート差は魅力があり、旅行中は市場で両替しました。市場ではマネーチェンジしないかと声をよくかけられます。

ウズベキスタンでは、年10%程度のインフレで、スムはドルに対して年10%程度下落しています。ドルの信用が高く、スムの信用は低いようです。タクシー、土産物屋では、ドルで価格提示されることもあります。宿泊したホテル(4箇所)では、すべてドルでの会計でした。

ウズベキスタンでドルが必要な場合、VISAカードかMasterカードでキャッシングすることになります。VISAカードやMasterカードが使えると言われた銀行でも、キャッシングできなかったことがあります。銀行の信用度の問題でしょうか?ブハラでは、3つめに行ったNBU(ナショナル・バンク・ウズベキスタン)でようやくキャッシングできました。銀行の手数料は3%でした。

日本円からスムへの両替は、NBUなど大きな銀行や大きなホテルでできます。

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2件のコメント

  • 誤記修正と補足

    公式レートが適用され1ドル=約2,600スム(H15.2.29現在)ですが、のH15.8.29の部分は、2015.8.29の誤りです。

    日本円からスムへの両替は、ドルの闇レートの恩恵を受けらせません。
    クレジットカードで、ドルでキャッシングして、バザールでドルからスムに両替した方が、キャッシングの手数料を考慮してもお得です。

    バザールでの両替は違法ですが、政府は過去の経緯もあり、黙認しているようです。

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  • 15/09/12 06:41

    こういう状況の国で、気になるところです。

    海外旅行保険に入り、現地で医療費を立替払いした場合は、やはり帰国後、公式レートでの
    精算となるんでしょうね。

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    どうなのでしょう?

    市場でドルからスムに両替し、銀行でスムからドルに両替すると、ドルが1.5倍に増えてしまいます。そのため、スムからドルへの再両替は、基本的にできません。銀行で両替し、両替証明書があれば、銀行で再両替ができると聞きます。

    現地で医療費を立替え払いをした場合、公式レートで円換算する分には旅行者は損しませんので、公式レートで精算するのではないでしょうか?仮にバザールレートで両替したスムで建替払いした場合、公式レートで円換算しなおすと、建替払い以上の円が返ってきます。

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