第一次大戦後のドイツいじめとその蘇りを全世界が注目していた・・ のりーたさん 私たちは近世世界史からほとんど切り離されている国民です。 中央主権に乗り遅れて、田舎もの扱いされていたドイツがようやくプロイセンを中心にドイツ民族をまとめて英仏露などすでに産業資本の確立の元に世界帝国主義的支配を推し進めているのに、1-2周回遅れでスタートした冠たるドイツ帝国が英・仏+米国につぶされた後の敗戦処理は見るも無残、天文学的インフレの中でとたんの苦しみにあえがされました。 そのどん底の中で屈辱感にあえぐ中産階級以下の民衆のエネルギーを背景に、われらこそ選民と立ち上がったのがナチズムです(いえいささか短絡的ですが)。 キリスト教を中心とするヨーロッパ社会で、なぜかその背景に不死の英雄ジーグフリード伝説をすえたのは反カソリシズムの故といわれています。 ナチズムを信奉する人たちは第2次大戦前夜には米国・欧州全土に広がっていて、当時の英国の首相もその一人だったため、対応が遅れたのだと・・。ナチズムの危険性に各国が気がつくのは、イギリスの嫌われっ子チャーチルが登場してからです。 つまり対応が遅れて大事になっためいめいの責任を、原因のナチズムに押し付けるためにはまるで悪性の病原菌みたいに非難しないと都合が悪かった・・ということです。 当時の状況は 多分今のどこかの北半分の置かれている政権の状況と同じだったのではないでしょうか。いえもっと賢き対応をしたために世界中を巻き込んだ騒ぎになったわけですけれども・・。 何時の時代でも映画は大衆のものです。 状況を単純化して相手を悪者として自分たちを正当化するプロパガンダ媒体として今でも巧妙に利用されています。 書き方がついいやらしくなってしました。 でも楽しむのは楽しみますが、それでもどこかでタブラカサレマイゾという覚悟を持っていなくてはいけない・・・というのが、教科書にスミをぬらされたおじいさんたちの 皆さんへのつぶやき・・・遺言?です。
Re: 第一次大戦後のドイツいじめとその蘇りを全世界が注目していた・・ ぼうふらおじいさん こんばんわです >教科書にスミをぬらされたおじいさんたちの皆さんへのつぶやき・・・ 私の祖母によれば 「焼け野原で、消し炭は山ほどあったが、墨も教科書もなかった」↓ http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/445702/-/parent_contribution_id/370716/ 教科書に塗る墨があるなら、字のひとつも書いて教えたい! 学校の現状をみかねた GHQの兵隊さんが、短くなった鉛筆や 書類の裏紙を持ってきてくれたそうです。 祖母は「こんな立派な物を捨ててしまうなんて、勝ち目のない相手だった」と思ったそうです この頃から↑世界史は 米国サイドのヒストリーです >私たちは近世世界史からほとんど切り離されている国民です 中南米を歩くと また 面白い側面がみられますよ~ 中南米の歴史は 日本ではほとんど 教科書に載っていません 旅先で??と思ったことを、帰国後図書館で調べると、一つ一つが新鮮です 日本では英雄視されている ナポレオン スペイン・ポルトガルでは 侵略者ですよね 中南米では、本国↑が ナポレオンに侵略されて国力が無くなったので独立運動がしやすくなった~ (でも ナポレオンを英雄視までしないところが 好きです) サッカーのお祭りでニギヤカな地域も アジアも 中近東も それぞれの立場で書いた歴史書は面白いでしょうね~
戦争を煽ったのは軍部かもしれませんが、支持したのは帝国国民です。 >祖母は「こんな立派な物を捨ててしまうなんて、勝ち目のない相手だった」と思ったそうです アメリカがどんな国か知らない指導者やマスコミが煽り、大和魂だけで戦った結果なので、仕方ないことだと思いますが、それでも白人社会の日本に対する仕打ちを考えると、ある意味避けられない戦争だったのかもしれません。 終戦直後、松下幸之助は「それでも日本人はよく戦った」と国民を奮起させようと発言しています。 >旅先で??と思ったことを、帰国後図書館で調べると、一つ一つが新鮮です 普通の国は自国の歴史を賞賛するものなのです。 しかし今の日本は違います。 私は小学校から高校まで、近代史をきちんと教わっていません。 今は職に就いている息子も同じです。 息子は、学校で教わった戦前は白黒で色が無い時代のような印象があると言っています。 戦前はすべてが悪いと言う教え、これはおかしい。 それどころか、私は北朝鮮や中国が理想の国の如く教わりました。 どういういきさつで第二次大戦が始まったのか、どういういきさつで韓国半島や台湾島を、どの様な方法で併合し、その結果両国はどうなったか・・・一番近い国の歴史を学校では教わっていません。 今でこそネットや出版物で色々知ることが出来ますが、先ずは日本の歴史の事実を冷静に(評価はせず)教える必要があると思いますね。
ナポレオンはやっぱり英雄です。 のりーたさん ナポレオンを征服者、圧制者とだけ捉えるから反発されるのでしょうが、彼のヨーロッパ制圧の力の根源は市民を中核とした軍隊の創設です。 それまでの王政・貴族中心の各国軍隊は彼の平民主力の軍隊の前になすすべも無く崩壊しました。 もっともその結果得た権力を自分が倒した王政と同じ体制を作ろうとしたために、今度は自分が倒した王政の無力さを実感した各国の市民軍に倒されます。 その結果再登場した王侯貴族が戦後処理をしようとウイーンに集まって延々と"会議は踊る”末に、遅れてきた小さな王国プロイセンを中心とする小農村貴族ユンカーを中核とするドイツ帝国の台頭を許します。 そして各国の帝国主義政策のせめぎあいの中で第一次世界大戦が始まります。 その頃を主題とした映画の中で、ドイツの捕虜収容所でジャンギャバンふんする労働者出身の捕虜の逃亡劇を中心にフランス貴族出身の士官と捕虜収容所長(プロイセンのユンカー(小貴族)出身)が敵味方同士のやり取りの中でこういいます。 結局どちらが勝っても負けてもわれわれの時代は終わる。これからは彼らの時代だと・・・。 時代を変えた個人は英雄と呼ぶべきでしょう。ヒトラーさんが時代を変えたかどうかはまだ歴史の結論が出ていません。 ・・・墨塗りのお話は、それまで大切なこととして教えていた本をその同じ先生が切ったり、塗りつぶさせたことが子供の心に墨を塗ったのです。 ちなみに私はそれまでに絵に描いたような狂信的な忠心愛国型教師には習いませんでした。 これは大変ありがたいことだったと今も思っています。