Re: 1日滞在のチューリッヒの観光について でーひーさん ドイツ語圏スイスを代表する都市で、商業都市・・・ではありますが、ローマ帝国時代にもう開けていた町ですからこじんまりはしていますが、町の真ん中にさりげなくその遺跡が公園となって残っています。 中央を流れる川と大通りバーンホフストラッセの間が旧市街。川の向こう側が元の学生街・・・まあ神田か新宿の雰囲気です。旧市街たどって川を渡る大きな橋の袂の教会はシャガールのダイステンドグラス(教会ですからもちろん無料です)。橋の反対側には大聖堂があってこちらのステンドグラスはジャコメッティー。 大学町でもあるチューリヒは、日本ではあんまり知られていませんが、ジュネーブがカルビンで有名ですが、もう一人の宗教指導者ティングラーの名前にちなんでの町の名前です。 商売で儲けることは神の摂理に反する、余分なお金は寄付しろ・・という当時の坊さんの教えに反して、利益は勤勉にたいする神様のご褒美と教えて、この町を商業の中心地にした人です。 そのため、この町には今も代表的なスイス銀行が軒を並べていますが、なぜかジュネーブほどの重厚な雰囲気はありません。 通りを歩いていくと突き当りがチューリヒ湖です。 この湖は細長く電車でほぼ小一時間かかるほどです。 翌日の午前中はライン川の大瀑布?ラインフォールとドイツとの国境の町シャフハウゼンがいいでしょう。 古風な町並みが残っているほか、こじんまりしたお城(砦)があり、ブドウ畑とライン川を見下ろせます。 映画に出てくるような修道院が現存していて、一角にドイツの詩人シラーの<沈める鐘>と伝えられる鐘が置いてあります。 スイス名物のチョコレートの名店シュプランゲリのお店がチューリヒのバーンホフ・ストラッセの市電が集まる広場の一角(支店はあちこちありますが)にあり、2階がカフェでお好みのケーキや軽食、もちろんビールも飲めます。反対側の小路をちょっと入ったところに昔の市営?の武器庫(この町は商人町で王様なんかはいませんでした)が大きなレストランになっています。 いやむしろビヤホールというべきでしょうか。 焼きソーセージやら、巨大わらじ風のウインナシュニッツエル(ビーフカツレツ)など高い天井の下で食べるのもそれらしいランチです。 スイス政府観光局のHP www.myswiss.jp のエリアをクリックしてチューリヒの情報を見てください。 オーストリー・ハンガリー帝国を支配したハプスブルグ家の発祥の地のお城も30分ほど離れたところです。 旅の乗り継ぎですからあんまり忙しく歩き回らずにゆとりを持ってすごしましょう。旅の本命はその先にあるのですから。