「地球の歩き方」の使い方。

僕は「Lonely Planet」を、一応必ず持って行きます。
これは別に、最新版ではなくても気にしません。
古くても、大体の町の地図さえあれば、十分に使えるので。

「地球の歩き方」が役に立つのは、

1)観光ポイントの説明が詳しいのがいいです。

例えば、手許の「地球の歩き方・インド」だと、
アジャンター石窟、エローラ石窟を
写真つきで、詳しく説明してあります。

昔は、メキシコシティの
メキシコ国立人類学博物館で、英語がなくて、スペイン語の説明だけでした(1989年)。
このときは、歩き方の説明が役に立ちましたよ。

だから、博物館、美術館、日本人の多い観光名所の説明が詳しいことがあります。

2)「地球の歩き方」に紹介してある宿へいくと、日本人がいる。

「地球の歩き方」に日本人宿が紹介してあると、
そこにはだいたい日本人がいる。

また、普通の宿でも、「地球の歩き方」で紹介してあれば、
だいたい日本人がいる。

話し相手、夕食の相手を見つけるのにいい。
ただ、紹介してある宿が、別にいいというわけではない。
(日本人が多く来るので、日本人を馬鹿にしている場合も多い)

3)日本人のトラブルレポートが面白い。

昔の「地球の歩き方」は、日本人旅行者からのレポートが面白かった。
でもそのレポートが、あまり信用できなくて、
今では、普通の「地球の歩き方」には、ほどんどない。

ただ、今でも、インドには、トラブルのレポートがあって、読んでも面白い。
「地球の歩き方」はもともと、読者のレポートで本を作っていた。

ところが、親切だと紹介したホテルオーナーが強姦犯だったり、
いろいろ本によるトラブルが起きて、
今はほとんど、読者の記事は載せてない。

しかし、誰でも考えるように、
情報量からいって、「Lonely Planet」には絶対に追いつけない。

僕は、また、読者の投稿を載せたほうがいいと思うんだけどね。
というのは、ガイドブックほど熱心に読まれる本はないわけだ。

小説だって、同じ場所を何度も繰り返し読まれることはない。
でも、「地球の歩き方」に旅の面白話、体験談、載せれば、
それは、海外で、(他に読むものもないので)何度も読まれるわけでね。

だから、「地球の歩き方」も、また、昔のように、
読者の投稿を多くしたらいいと思うよ。

みどりのくつした

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1件のコメント

  • 確かにね・・・

    日本人旅行者ならではの情報と
    それが日本語で読めるってのがウリの1つ(ってか強みの)でもあると思います。
    某元祖個人旅行者のバイブルと呼ばれたガイド本も
    初期の頃は確かに既存の(主にパックツアー客用の読み物系)ガイド本と
    一線を隔してた感じはしました。
    でも、今では(他のガイド本を知ってから)
    正確には個人定番観光旅行のバイブルってのが当たらずと言えども遠からずの感が・・・。

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