ホーボーケン ホーボーケンってアントヴェルペ(ン)郊外のいまでは殺風景な場所です。ここにネロの像が建ったのは、当時アントヴェルペ観光局職員だった人(個人的に関わったことがあります)の尽力によるもので、本来ならばアントヴェルペ市内にその像を建てたいと言う意向でした。 それがいろいろな方面からの反対にあって落ち着いたのが、ネロたちが住んでいたということに物語ではなっている郊外の(かっての村)ホーボーケンです。 ですからいらっしゃるなら次の2点にご留意ください 1)ホーボーケンは景色の良い場所でも、他に見どころのある街でもない 2)件の像は歴史のあるものではなく(もっぱら日本人観光客のために)今から約20年前に建てられたもの 加えて言えば当のベルギー人はこの小説のことはまったくと言って良いほど知りません。ホーボーケン(の像)は日本人のためだけの観光スポットです。