Re: 公定レートと実勢レート

KOSさん

>カード決済すると公定レートで決済されますから、大損します。

うーん、下記のように考えれば・・・やはり損は無いように思うのですが・・・

・1月1日(品物購入):
 1ユーロが100ジンバブエドルで、100ジンバブエドルの買い物をする

・1月10日(決済日):
 1ユーロの闇レートが1万ジンバブエドルになったが公定レートは1ユーロ=100ジンバブエドルのまま。

 ゆえに、ユーロ建てのカード決済であれば1ユーロ引き落とされるだけ。
 ジンバブエドル決済の場合であっても、公定レート1ユーロ=100ジンバブエドルが維持されているのでこちらも損得なし。
但し・・1月1日に100ジンバブエドルだった品物は1万ジンバブエドルになっている。

損する場合は・・・

(1)決済日に、1月1日に買った品物が何故か1万ジンバブエドルに・・(改竄?)。
 公定レートで請求されると100ユーロ支払う事になる・・・これって、ありえないと思うのですが・・・。

(2)1月1日に1ユーロ分で換金したジンバブエドル札(100ジンバブエドル)で同じものを買おうとすると、価値が1/10になっているため買えない。

 しかし無理して品物が買いたいならその日に闇で換金すれば1ユーロを換金すればOK。 結局1月1日に換金した1ユーロは1/10になっているので0.9ユーロの損。

(3)1月10日でも、公定レートで換金すると損をする。

クレジットカード決済(が可能であれば)は、利用者は意外と損得に関係しないように思うのですが・・いかがでしょう?

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1件のコメント

  • 10/05/31 22:40

    Re: Re: 公定レートと実勢レート

    内蔵介さん、こんばんは。
    問題は、超インフレなどで生じた公定レートと実勢レートの差です。
    ジンバブエでカード決済をした人が多額の請求をされた場合は、このことが原因だと思います。
    ジンバブエには、ATM機があちこちにあります。メジャーなカードやプラスなどの表示がありました。これで、ジンバブエドルを引き出せば、公定レートで決済され、多額の請求がされたでしょう。
    ジンバブエドルで支払えるものをカード決済した場合も、公定レート換算になるでしょうから同様です。内蔵介さんの例でいうと、>・1月1日(品物購入):の時に既に損をしている。何をもって損得を判断するかは様々でしょうが、公定レートは実勢と著しくかけ離れたものでした。
    ジンバブエでは、外国人は公定レートでのハードカレンシー決済が求められることも多くありました。共産国でよくとられていた方法です。この場合、実勢レートは無関係です。内蔵介さんの言われる通り、損得ないとも言えます。公定レートを介した二重料金制なので、損した気分にはなりましたが…
    正常に変動相場制が機能している超インフレ国家があれば、通貨価値が下がるでしょうから、決済日で差益が発生する可能性が高いでしょう。通貨崩壊した国を旅行した時、そのような経験をしたことがありますが、長続きするとは思えません。十年以上前に、メキシコで泊った中上級ホテルの請求額が千円くらいだったことがあります。
    2年前に変動相場制に移行したジンバブエドルは、昨年から発行中止になっているようです。

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