レポート

4月14日、広島空港事故の影響を受けた日のことを書いておくか。

公開日 : 2015年06月16日
最終更新 :

二ヶ月が経ってしまったが一応書いておこう。
あの日は特典航空券で札幌から広島空港へ18:30定刻のに乗っていた。空いていて、見た目 乗客は客席の3分の1。
(トラブル時はこの人数でも大変なことを後で体験)
4分早く機体が地上を動き出したのをタブレットにメモっている。

20時から20時半の間の機内放送で、
向かい風が強く到着が遅れることが予想されると客室から。
その直後には機長からの放送で20:50ごろ着陸、20:55ごろゲートに到着できる予定というから
この程度の距離にしては遅れるものだ、と思った。
(事故の連絡で減速もしたかも知れない。)
実際、20時半前後に低空飛行になると揺れも大きくなり
CAから「機長から着席指示があり私達も着席致します」と放送。

機長から又しても放送。
「広島空港の滑走路上に他社航空機が止まっていて、再度エンジンがかけられない。」
「すぐに空港が再開できない見通し。着陸空港を神戸空港に変更します。」ときっぱり。
エンジンがかからなくても車両で押せない引けないって未舗装部分にタイヤがめり込んでいるとでも?とその時は思っていた。

岡山空港上空にいるのに神戸へ引き返しか?とも思った。今もちょっと謎。
(全員を空港からJR駅まで運ぶ手段の問題かとあとで調べても岡山空港からのバスはまだあった。岩国空港では終バス終了。)
こういう判断は地上の判断優先か基調判断優先なのか?即断に近いとは思う。
とにかくUターンして神戸空港に着いた。ゲートではないが空港ビルに少し歩いて入れる場所。
いつも以上にドアを開けるのを待たされた。なんと歩いて建物に入る客がはみ出さないようにバーで繋げたパイロンを組むために時間を費やしていたのだ。この時間消費は酷くないか。
ビルに入ると、本日はお客様には…これより先、神戸空港から広島空港までは地上交通にてご案内致します。で始まる詫び文に
乗り換え時刻表も刷られポートライナーと地下鉄を乗り継いで新神戸まで有効のプリペイドカードと紙幣が1枚同封されている。
私のように空港へ車を置いていて戻る人にはおひとり二千円を別に渡すのでその方々はこちらへという。三人以上一組での相乗りも指定され組み合わされた。
とんでもない少額(彼女らはタクシー代 約五千円との調べ)なので、あそこは二万かかるかも知れないとクレームいれた。これも変更に待たされ
調べにミスがありました、広島空港でレシート引き換え清算に切り替えます、となった。
空港の駐車場は1日五百円の頻繁にマイクロバス送迎つきの駐車場。最終便で送迎も支払いも店じまいすることを知っていたので電話した。
係りを残すから広島駅に着いたら再度電話してと営業を了解していただいた。
21:40発ポートライナーにやっと乗った。
相乗りを指定されていた夫婦とは途中で逸れた。あちらは新幹線は赤字になろうと指定席を買ったそうで。
広島駅には23:54に着。タクシー代が不足するのでセブンATMで金を用立てた。
そこからタクシー代と高速料で15,940円であった。私より先に着いた人たちは17,500円くらいだったので小型タクシーだった模様。
空港ビルでは入館は不可で警備取次で入り口で30分くらいは待たされた。三人の社員が金庫を持って下りてきた。
夜間なので呼び出されて出社?
空港に着いた人の中にタクシーのレシートを紛失した更に災難な人もいた。
マイクロバスに乗ってからも2名ほど手間取っている人がいるので業を煮やした人たちから運転手さんに、「待ってないで呼びに行って下さいよ。」
なんと新聞社から取材を受けていたようなのだ。
午前1時ごろ10名ほど乗せてやっと駐車場へ向かった。他の客にお疲れ様でしたと声をかけ、運転手さんにも労って下車した。22時ごろ帰宅の予定を01:10に我が家へ向かい02:10にやっと帰宅。さすがに疲れるではないか。

広島空港はその時間帯ずっと霧も靄もなかったのに時折空港からの細い下り坂の道を白い大蛇のようにくねりながら
濃厚な白い雲のような細い気流が下りていくのが不気味に感じた。雪の日も特に一般道まで下るのは勾配があって大変らしい。
霧による欠航が多い空港と聞くが今まではトラブルにはあわなかったのだが。







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