皆様のアドバイスのおかげで、5月5日から15日にかけほぼ計画通りに東チベット旅行を敢行できました。成都からラルンガルゴンバまでの途中マルカムで1泊して、ワンクッション置いたのですが、標高4000mにはやはり厳しいものがありました。下り坂や平坦な道はそれほどでもないのですが、上り坂がきつかった。道ばたに腰を下ろして、休み休みしながら登っていきました。頭痛、めまい、吐き気といった高山病特有の症状はなかったです。
旅のあらましは次の通りです。
5月5日
予定通り夜の9時40分に成都空港に到着。booking.comを通じて予約してあった成都老栄国際青年旅舎に宿泊。シングルルームで128元。
5月6日。
早朝の5時15分に宿を出て、タクシーで茶店子バスターミナルに向かう（タクシー代28元）。6時30分発の馬爾康（マルカム）行きのチケットを購入（118元）。マルコム行きのバスは6時30分から13時30分まで、一日に4、5本あった。午後1時ごろマルコムに到着。翌日の色達（ラルンガルゴンバ）行きのバスのチケットを購入しておく（83元）。ターミナル近くの賓館に宿をとる。シャワー・トイレ・テレビ付き。Wifiなしで100元。
5月7日
7時20分発のバスで色達（ラルンガルゴンバ）に向かう。色達の手前のラルンガルゴンバのふもとに夕方の5時半ごろ到着。ふもとの金川賓館に投宿。金川賓館の女主人がたまたま同じバスに乗り合わせており、中国人の他の観光客とともにこの宿にした。5ベッドの部屋だったが、私以外には客はおらず（中国観光客は別の部屋をとった）、実質的に個室。トイレ共用、シャワーなしで30元。中国人観光客3人と私、これに台湾人女性2人を加え、ラルンガルゴンバを観光。夜中国人ともに歩いて宿に帰る。
5月8日
ふもとの宿からラルンガルゴンバに徒歩で向かう。これはつらかった。中腹にある招待所に宿をとる。トイレ共用、シャワーなし、Wifiなしの個室で70元。同じ宿に泊まっていた広東省の青年に夕食をおごってもらう。
5月9日
朝の9時に宿を出て、乗り合いタクシーで色達に向かう（7元）。そのまま色達でタクシーを乗り換え、甘孜に向かう。ここで失敗。「ガンジ、ガンジ」と呼び込んでいるタクシーに乗ったのだが、これは実は甘孜直通ではなく、途中の町でタクシーを乗り換えるはめに。120元という値段を示され、ちょっと高いなと思ったにもかかわらず、確かめもしないで乗ってしまった。時間（乗り換えのタクシーの待ち時間2時間ほど）とお金（相場より50元くらい高い？）を無駄に使ってしまった。
夕方の7時すぎに甘孜に到着。ヒマラヤ賓館に宿をとる。トイレ・シャワー、テレビ、Wifi付きのツインルームで120元。結構いい宿だった。
5月10日
甘孜観光。丘の頂上にある甘孜寺にも行った。甘孜は標高3400mということで、ラルンガルゴンバに比べれば体はずいぶん楽になったが、長い長い石段を登るのはそう容易ではない。上からトントンと段を降りてくる少女がこちらに笑いかけ、「レイマ？」（疲れる？）と聞く。「レイラ」（疲れた）と答え、さらに上を目指す。
5月11日
朝6時30分のバスで丹巴に向かう（104元）。丹巴には2時半頃到着。バスターミナルで「住宿」を呼びかける女性の誘いにのり、ターミナルのすぐ近くにあるツインルームに宿をとる。看板もないただのビルの二階にある宿だ。トイレ・シャワー、テレビ付きで60元。Wifiなし。丹巴には1泊しかしなかったが、これは失敗かな。丹巴の見所は郊外の村にあるらしいが、今回の旅の目的はすでに達したという思い込みから、街中の見物にとどめてしまった。
5月12日～14日
朝9時のバスで9時間ほどかけて成都に到着（108元）。成都老栄国際青年旅舎に再度宿泊。今回は4ベッドのドーミトリー（1泊50元）。ドーミトリーだが、12日、13日は当方ひとりで、実質的に個室。14日の夜遅くなって英語のできる四川省の青年が入ってくる。「蒼井そら」なるAV女優のTwitterをフォローしている彼との対話は楽しかった。
成都ではパンダ、人民公園、錦里などを見学したが、これはまあ付録。3泊は長すぎた。丹巴で2泊すべきだった。
5月15日
11時30分成都空港発関空行きの便で帰国。
雲南省元陽のハニ族、イ族、新疆ウイグル自治区のウイグル族、貴州省のミャオ族、吉林省の朝鮮族、そして今回の四川省のチベット族と続く、私の中国少数民族探訪の旅。中国への興味がますます深まった今、次はどこへ向かえばいいのか。
今回の旅のスライドショーをYoutubeにアップしておきました（当方のYoutubeでのチャネル名はchojiro22）。
China: Tibetan Areas in Sichuan Province (Eastern Tibet) 中国四川省チベット 地域
https://youtu.be/w3rxJ7WZvPk
このほか今回の旅行の動画を20本以上アップしてありますので、すべて低品質の動画ですが、見ていただければ幸い。
