旅の報告(2)

5月14日に、インターラーケンからツバイジンメン、モントルー、マルチニー経由でシャモニーに入りました。ゴールデンパスラインは、スイスらしいけいかんでそこそこ楽しめました。モントルーで、乗り継ぎに時間があったので 湖見物でもしようかと思いましたが、荷物を預けてまで見て回るところもあまりなさそうだったのと、天候が悪かったので予定より早めの列車でマルチニーに移動しました。ただ、モンブラン鉄道は本数も少なく、マルチニーで2時間ほど乗り継ぎに時間がありましたが 何もするところがない街でしたのでカフェで時間をつぶしました。モンブラン鉄道は、シーズンオフの整備のため一部区間で工事をしており、その区間だけバス移動で乗り換えが必要でした。雨も降り、大きな荷物を持っていたことから、乗り継ぎが心配でしたが、特に問題はありませんでした。モンブラン鉄道は、景観もよく お勧めだと思います。
シャモニーの駅でタクシー乗り場はありましたが、全然来そうにない雰囲気でしたので駅員に確認したところ、来るかどうかわからないという返事でした。女性駅員にタクシーを呼んでくれないかと頼んだところ、”それは私の仕事ではないという返事で、けんもほろろでした。”他の男性駅員が、困っているのを見かねて声をかけようとしましたが、その女性駅員に睨まれて黙ってしまいました。仕方がないので、駅近くのスーパーで少し買い物をしてタクシーを呼んでくれるように頼んだところ、気持ちよく助けてくれました。
ドイツでも経験しましたが、女性駅員はどうも鬼門のようです。男性駅員は親切なのに。
5月15日は、オーギュ・ディ・ミディの展望台にいくつもりで切符売り場に行ったところ、No Visibility だからやめておけと言われ 夕方まで様子を見ることにしました。 その間、シャモニーの街をぶらぶらとしましたが、洒落た街で結構賑わっていました。他では、あまり見掛けなかった生ハムの店が多く目につきました。午後にまた、切符売り場に行ってみましたが、やはり No Visibility だと言われました。 また、丁度 日本人の観光グループがロープウェイから降りてきたところで 全員 憮然として疲れた様子だったので、これは駄目だと思いあきらめました。
5月16日も、天気が悪くモンブランは悲観的だったので、次の予定地のツェルマットにマルチニー経由で移動しました。シャモニーの街もシーズンオフで、あまり賑わっていなかったので そのまま宿泊予定のゴルナーグラート頂上のクルムホテルに移動しました。午後3時ごろに到着しましたが、頂上はそこそこ天候も良くだいたい眺望は楽しめましたが、マッターホルンだけは雲がかかっていました。展望台にいた日本人観光客と話をしたところ、朝からきているのだが午前中は霧がかかっていてまったく何も見えなかったと言っていました。 前日に、ユングフラウでも何も見えなかったので夕方まで粘って、なんとか景観を楽しみたいと言っていました。その時点では、アレッチ氷河などは良く見えていたのですが、マッターホルンは彼女が変える午後4時30分ごろになってようやく見えてきました。
そのころから晴れてきて、午後9時ごろの夕焼けのマッターホルンは圧巻でした。夜の星空が素晴らしいと聞いていたので 午前2時ごろに、起きだして部屋から外を見たところ真っ黒なマッターホルンのシルエットをバックに満天の星が落ちてきそうなほどきれいで感動的でした。また、5時ごろから起きだして朝焼けのマッターホルンが段々と明るくなるのを部屋から見ていると辛抱できなくなり起きだして、展望台にでてデジカメで写真を撮っていると、すぐ近くにアルプスカモシカが出てきました。私に驚くこともなく、20分ほど近くをうろうろとしてから消えて行きました。60年を超える私の人生で、マッターホルンは最高の景観でした。
この日は、天気も素晴らしくクラインマッターホルンに行く予定でしたが、高山病なのか少し頭も痛かったので、9時すぎに次の宿泊予定のフィエーシュに向かいました。助言いただいた通り、ここは何もするところがないところでしたが、早めに到着して高山病からの疲れをとるために休憩しておりました。
このあとは、報告(3)で。

 

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  • 旅の報告(3)

    5月18日は、フィエーシュからサンモリッツへの移動でしたが、氷河特急のコースを普通列車で移動しました。時間も変わらず このほうが空いていて、お勧めだと思いました。翌日移動予定の、テイラーノからルガーノまでのバスを朝 フィエーシュで予約しようとしたところ満席で予約が取れないと言われました。 駅員もそんなことはあり得ないのではないかと何回も調べてくれましたが、他の日は大丈夫なのだがその日だけは駄目だと言われました。 仕方がないので、もう一度サンモリッツで確認するつもりでそのまま移動しました。氷河鉄道のコースは、写真で見ると夏場はあまり雪も残っていなくて景観はもう一つという感じでしたが、今の季節はアンデルマットをこえたところあたりから結構雪景色を楽しめました。また、この季節でも粉雪が舞っていました。
    サンモリッツは、タクシーもありホテルへの移動は特に問題なさそうでしたが、私は たまたまホテルの出迎えバスを見つけそれに乗って行きました。 そのバスを待たせ、サンモリッツの駅で確認したところ やはりティラーノからルガーノのバスは満席でした。サンモリッツからルガーノまでのバスもその日は運行しておらず、代替としてチューシスまでもどって、ベリンザノまでのバス便を勧められました。
    サンモリッツも洒落た街でしたが、シーズンオフでもあり、ほとんどの店がクローズしておりレストランの営業も限られていました。
    5月19日は、サンモリッツからベルニナ線をアルプグリュムまで行き、雪景色を楽しんだ後、ポントレジーナ、サメダンで乗換え、チューシスからポストバスでベリンザノへ移動しました。このポストバスは2時間ほどですが あまりどこでも触れられていませんが、鄙びた街や峠越えの景観もよくお勧めだと思います。
    ルガーノは、イタリア語圏でいままでのスイスの風景とは まったく違いこれはこれで楽しめました。
    駅から、市街地のホテルまではケーブルカーで移動しました。 ホテルはケーブルカーを降りたところだったので大丈夫でしたが、坂だらけの街で荷物を持っての移動は 結構骨が折れそうな気がします。 また、細い路地が多く、タクシーもあまり見掛けませんでしたので ホテルの予約は注意が必要かもしれません。
    イタリア風のごたごたした街を楽しむのには 結構いけるところだと思います。
    5月20日は、ルガーノからチューリヒ経由でフランクフルト空港に出て 帰国しました。
    トレッキングが目的ではないので 個人的には、夏場より今の季節のほうが雪も多く残っていて景観を楽しめ、また 比較的 空いているのでお勧めのような気がします。
    また、スイスパスも5月末までの限定で 1等へのアップグレードがあったのもラッキーでした。
    余裕があれば 全然 楽さ加減が違いますので 1等はお勧めです。
    長々とした 報告でしたが 今後旅行される方の 何らかのご参考になれば 幸いです。

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