シュタンベルクからの帰り道、S6に乗ってる間中、シュパーテンハウスに行くか、ホフブロイハウスに行くか、はたまたはしごするか、かなり悩んだのだけど、ミュンヘンの市内に着くのが10時半、Hbfを13時には出たかったし、買物もちょっとはしたいし・・・ということで、やはり、話のネタとしてもホフブロイハウスに行くか・・・ということで、トラムに乗るころには、ホフブロイハウスに行くことに決めていた。
案外たどり着くのに難航・・・ドアを開けた。体育館みたいなところ、とは聞いていたが、これはレストランではなく、本当にビアホールなのね、というのが最初の印象。後で二階のレストラン部分にも行くべきだったと後悔。入ったのは10時40分くらいだったろうか。がらんとしていて、全部で20人も客はいなかった。真ん中辺に行って、ウエイトレスに声をかけると適当に座れということなので、人の集まっているところに座ることにした。
http://www.hofbraeuhaus.de/de/00/speisekarte_standard.pdf
今回もメニューはドイツ語版をもらった。へレス、ドゥンクルス、最後にヴァイスを飲むこと、と聞いていたのだが、上から二番目の「オリジナル」というのが分からない。仕方がないので上から頼むことにした。ここで初めて1リットルのジョッキが出てきたが、周りの人は500CCのビールを飲んでいる。別メニューがあって、Dunkel、Originalも500CCが4ユーロとなっていた。1リットルが8ユーロというのは、実勢レートで行くと、そんなに安い訳ではないが・・・今までオクトーバーフェストにしてもなかなか値段が書かれたレポートを見ないので、本家の値段は最大の関心事だったが、湯水のごとく飲めるような安さではないのね。・・・でも、日本のオクトーバーフェストの1リットル2500円というのは、ちょっと取りすぎと思うけどなあ。私は日本ではクラフトビールより三大ビール会社の方が好きなのだが、これが1リットル1000円というのは時々あるので、結果としてミュンヘンでもサッポロでも国産ビールの値段は同じようなもの。
最初のDunkelは昔風の醸造をした黒いビールということで、順番としては失敗。でも、雪道を駆け巡った(?)後のせいもあって、おいしい。・・・・飲みながら食べ物メニューを見る。今でもよく分からないのだが、ここに載っているメニューでなく、朝メニューみたいなのを渡されて、そちらから選べと言う。今回は最初からつまみのつもりなので、困りはしなかったが、後でこっちのメニューにあるザウワークラウト単品を頼もうとするとできない、とのこと。担当のウエイトレスがアジア系の女性で、人種差別をするわけではないが、ここまできてバイエルンの民族衣装を着たアジア人とやりとりするのもどうも・・・という気持ちもあり、なかなかうまく進まない。また、私は皮をむいて食べる白ソーセージも好きではないので、普通のWurstのゆでたものを頼むことにした。ドイツに来て5日目の最終日にきて、ようやく初めてソーセージを食べる・・・。
ところがこれが遅い。今までのレストランは500CC飲み終わるくらいで料理が出てきたのに、1リットル飲み終わったところでようやくソーセージがやってきた。合わせて次の「オリジナル」を1リットル頼む。出てきたのが、いわゆるへレスで・・・だったらそう書けばいいのに、私は題名下のドイツ語だけでは分からなかった。・・・こちらの方が飲みやすい。元々、ギネス屋でもキルケニーばかり頼む方なので、やはり色の付いたビールは今一つ苦手である。
次にヴァイス。飲むとお肌がツルツルになるって、本当かなあ。ウエイトレスが「ハーフ?」としきりに聞くのだけど、後で調べたところ1リットルのオーダーも出来たみたい。飲み終わる頃には11時半頃になっていた。まだ2.5リットルなのだけど、この後の12時間の飛行機がなあ。前にも書いたが、福岡の天神でへべれけになるまで飲んだときに、地下鉄の赤坂駅から電車に乗ったところまでは覚えているけど、気づいたら家の布団の中だったということが一度あって、テーブルの上に福岡→羽田の搭乗券がおいてあった、という怖い(?)事件があり、飲みすぎて飛行機に乗るのはちょっと怖い・・・。ということでお勘定。が、ここだけレシートをくれなかったのではっきり覚えてないのだけど、25ユーロはしなかったか・・・そう考えると安いものか。つまみがソーセージ一品しか頼めなかったのも一因。次回はそのまま(ミュンヘンの)ベッドで目覚められるような環境で、とことん飲んでみたいものである。
ミュンヘン空港でのやりとりはあやふやにしか覚えていない。驚いたのはLHからSMSが入ってたこと。私はNH5852便で予約したし、全日空にも携帯の番号は伝えてないのに、何でLHからSMSが来るのか・・・空港のどっかで、携帯番号を伝えたのか・・・真相は酔っ払いの中である。