レポート

ドイツのお酒と食事その7・・・・バイエルン州立劇場ビュッフェ その他

公開日 : 2015年04月08日
最終更新 :

今回、ただ一つ予習・・・メニューを事前に見ていったのは、ここ、バイエルン州立劇場のビュッフエ、だけだった。

https://www.staatsoper.de/media/content/PDFs/Sonstiges/Kaefer_Karte_2014-15.pdf

https://www.staatsoper.de/infos-service/restaurant.html?type=0Carolin

このビュッフェの雰囲気だけで、新国や東京文化会館どころではない、というのが分かるが、このビュッフェとレストラン、「Kaeferfoyer」という。「ケーファーのホワイエ」・・・ダルマイヤーと並ぶミュンヘンの高級食材屋さんの直営ホワイエ、とでもいうのだろうか。
http://mitsukoshi.mistore.jp/store/common/kafer/history.html

で、メニューに戻るが、とりあえずはお酒、にしか興味がない。それもアペリティフから始まり、あることあること。ちなみに写真のビュッフェの向こうにちゃんとした着席レストランがあり、上演後に食事ができるようになっている。が、私は幕間のアルコールを何にするか・・・ここのメニューは泡をSchaumweinと書いている。スパークリングワイン全般をschaumwein、瓶内二次発酵させたものをSektという、という説もあるが、いまいち、よく分からない。

 問題は最初の三つがKaeferのオリジナルであることである。これは困った、というか、どんな泡なんだろう。例えば、外国人が「成城石井オリジナルスパークリングワイン(そんなものはないけど)」を飲みましょうと言われたら、困るのと同じで、バイエルン人なら、ああ、あれね。と分かるものなのかも知れないが・・・いずれにしても100CCで5.5ユーロというのは安い。最初の幕間で頼んでみた。東京でも泡は頼んだことはなかったので(泡だと1000円、シャンパーニュだと1500円~3000円くらいする。)ちょっと感激しつつ・・・香りは好きだが、やや甘い気がする。でも周りは外人だらけ(?)で、やはり雰囲気が違う。東京では眠気の問題もあり、一杯くらいでやめるのだけど、今日は二回目の幕間でも同じケーファーのゼクトを頼む。緊張と興奮が重なって、目はぱっちりしている。うーん、と思いつつ、三回目の幕間でももう一度飲んでみたが、すぐにケーファーに駆け込んで、一本買おう、というほどではない。

 じゃあ、素性の分かるシャンパーニュはどうだと眺めると、モエ・シャンドングループで終わり、である。このシャンパーニュのメニューは日本でも珍しくないというか、LVMHに支配されている感じで、そもそも隣の国なんだし、もうちょいいい気合を入れてセレクトをできないものかと思うけど・・・資本の論理、なのかなあ。

 ミュージアムショップではバイエルン州立劇場のロゴの入ったグラスが売っていた。何とリーデル製である。何度かバイエルン州のツヴィーゼルに対する冷たさを書いたことがあるけど、何で州立劇場でバイエルン製の、バイエルンの世界的メーカーの一つのツヴィーゼルを使わないのだろう。リーデルなんてそもそもオーストリア、外国製じゃないの・・・。ちなみにツヴィーゼルは代官山に直営ショップがあるのに、ミュンヘンにはまだ直営ショップはない。

 今日はバレエを見終わってから、劇場の向かいにあるシュパーテンのレストランに行こう、と思っていた。その昔、日本の「オクトーバーフェスト」と言われる催しが今みたいにたくさんやってなかった頃、オクトーバーフェストに出るビールとして、初めて飲んだビールがシュパーテンだった。オクトーバーフェストにはいくつものビール会社がビールを提供することなど知らなかったので、当時はこのシュパーテンだけかと思っていたが、1リットル2500円。本国では一体どのくらいのものか、というのは長年の懸案事項であった。、
http://www.kuffler.de/downloads/de/spatenhaus/Weinkarte_EG_NEU.pdf
500CCが4.9ユーロというと、ホフブロイハウスよりやや高い。ご存知の通り、シュパーテンとレーベンブロイは合併し、さらに今はインペブの傘下に入っているが(ベルギーの地ビールなんかもインペブ支配下の会社は案外多い)、それでもミュンヘンのビールには違いない・・・が、昼間のビールと夜のゼクトのせいか、お腹はすいてない。・・・ということで、明日の最終日に持ち越すことにした。

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