上海日帰り観光（真夏）

杭州湾海上大橋を渡って

暇つぶしに海上橋としては世界第二位の長さがある杭州湾海上大橋を利用して寧波市まで行ってきました。
お時間があったら一度如何ですか。
寧波市は歴史的にも日本と関わりのある街です。
上海との間は直通バスが運行されてます。

夏ですか…

　混雑具合はわかりません。中国の連休や春節の時期をのぞけば、いつだって同じような混み具合じゃないかなと思います。と言っても、やはり都市（上海）に近いほど、都市からの日帰り観光客が増えるでしょう。そうなると、帰りの切符が心配ですね。

　かといって七宝古鎮は市街地に近すぎるうえ道が狭く、それはもうの混雑ぶり。水郷といっても町を横切る大きな川があるばかり。まあテーマパークですね。

　朱家角へは行きにくいです。そのわりにエリアが狭いかなと思いました。
　楓涇へはもっと行きにくいです。上海から地下鉄で終点の一つ手前、そこからバスで一時間半、楓涇バスセンターには地図もなんもなく。私は一泊で農民画を見に行き、それはとても気に入ったのですが、いかんせん時間がかかりすぎました。

　その他、西塘、烏鎮、周庄などの水郷の町へ行きましたが、いずれも一泊して夜景を見るのが私は好きでした。いや昼間だけでもなかなか素敵ですよ。ただ、この三つはいずれも上海バスセンターからバスで二時間。けっこう腰に来ました。
　蘇州も観光街はありますが、あまりにも観光的すぎる、というのが私の印象です。
　以上の中で一番好きなのは西塘です。

　しかし条件としては、上海から日帰りなんですね。そこでおすすめなのが、南翔老街です。上海の市街地から地下鉄11号線に乗れば乗車時間は30分ほど。駅からは少し歩きますが。
　細い川（運河）がたてよこに何本かあり、その両側に古い町並みが再現されています。まあ再開発というか、テーマパークには違いないのですが、よくできていると思いました。店も建物も新規のものですから、古鎮という趣は薄いと言えます。でも、市街地からの近さ、便利さを考えると日帰り観光としてはまあ合格点かなと。

　以上全部、個人の感想です。お勧めは南翔老街。

　ただですね、どこも夏に行くと水が臭いですよ。運河の水はそんなに流れているもんじゃないです。淀んで、生活排水は垂れ流し放題、食堂の食器を洗ったりモップを洗ったり調理の水を捨てたり。そして気温が高いと、けっこう臭うんです、これが。
　南翔老街はその点、川から離れたところに町を作ったので、まだましでしょう。