広角か、望遠か はじめまして。 海外旅行のカメラ選びに悩む気持ち、分かります。 国内旅行も含めて、私が一眼レフを使ってて感じたままで回答しようと思います。 どなたかのアドバイスと少々重複しますが、 間近では見られない遺跡、遠くからしか撮影できない動物を撮りたい、 これには望遠レンズが欲しくなります。 一度撮ってみるよいと思いますが、 撮像センサーがAPS-Cサイズのデジタルカメラ(EOS KISSなど) でしたら 200mm 以上は欲しいと思う場面があるのではないでしょうか。 そのような場面が無い、アマルフィのような素敵な街 (私は行ったことがありませんが^^;)をダイナミックにおさめたい! これは、広角15mm いや、とにかく広角で撮りたい、と感じるでしょう。 その両方をかなえてくれるのがズームレンズなのですが、 残念ながらそのようなレンズはあまりありませんし、 ズーム域が広がれば広がるほどレンズの解像力は必然的に落ちてしまいます。 万能なレンズってないんですよね。 ではやはり 2本必要なの?と思いきや、今度はレンズ交換が面倒です。 座って交換できる場所があって、ゆっくり巡れる観光地はいいのですが、 座る場所がないところでは、立って交換するしかありません。 はずしたレンズと交換するレンズを同時に右手と左手に 持たなくてはいけないし、カメラ側はそうそうホコリが入っては 困る場所なので、その状況でスピーディに交換しなくてはならないという大変さがあります。 一瞬、珍しい鳥だ!って思っても交換している暇がありません(汗 私は 17-85mm と 70-350mm を持っている EOS 20D ユーザーですが、 結局望遠レンズの出番なし、ということもしばしば。 通常の観光なら 17-85 mm で 99%以上撮っていますね。 したがって、どうしても近づけない場所がないのなら、②LUMIX のほうがよいように思います。 最後に、代表的なメリットの一つをあげるとしたら、 コンパクトカメラとの差を如実に感じるのは夕方から夜、屋内の写真です。 暗いからといって、感度をISO800以上に上げるとコンパクトカメラは ざらつき(ノイズ)がひどくなり、画質が極端に落ちます。 一眼レフ(というか高機能のカメラ)だとこのノイズはかなり低く抑えられています。 仕方なく感度を抑えて撮ると手ぶれして写真になりませんから、 暗いシーンが多いかどうかも選ぶポイントになってくるかもしれませんね。 内蔵ストロボは暗いシーンを暗いまま撮るのに適さないという難点があり 私はほとんど使いませんが、ストロボを使えない場所(絵画や動物など)も あるため、ストロボを多用する人でもシビアな状況は存在します。 三脚を持っていけば、手ぶれは解消! いやいや、三脚なんて観光にとっては邪魔以外の何物でもありませんし、 被写体が動くものの場合は効果がありません。 三脚も使用禁止の場所だってありますし、観光のお供には重すぎますからね・・・。 しかし、一眼レフの世界はハマるとやはり楽しいものですよ^^ ぜひぜひよい旅行になることを祈っております。
買いましょう 多くの意見は、必ずしもデジタル一眼レフ(もどきも含む)を否定しているわけではなく、 レンタルに対し疑問を呈しているのだろうと思います。 レンタル料がいくらかは知りませんが、欧州なら7泊8日以上なので、 LUMIX DMC-G1の14-45mmで4泊5日が26680円。これに一泊1680円、35000円程度に なるのでは?型落ちデジタル一眼レフや、交換レンズが一台買えます。コンパクト タイプでも、店を探せば、高性能型(超薄型やみてくれの良いのは勧めません)の ものが買えます。 婚姻ならお試し期間が重要ですし、黎明期の50万円とかならいざ知らず、今や 激安で買える時代です。現実問題として、完成品と言われる理想なものはないの ですが、不満な点はかなり改善されています。重さはまだまだという感じでしたが、 誰も追従しないで消滅かと揶揄されていた4/3が、μタイプの登場でブレークし、 手軽に持てるものになりました。 私は、デジタル一眼レフだけで10台近く持ちました。さらに、明るいμ4/3単焦点 レンズが欲しいがために、パナソニックのカメラセットを買い、レンズだけを他社 製品に付けて、本体は一度も使ったことがありません。 これは以前に書いたことですが、私の対象は、ホテルの部屋と料理・食材です。 室内が主なので、明るい、広角、寄れるレンズなどが必要です。また、シッダルタ さんが指摘しているように、暗さに強いことが記録素子(一眼レフというよりも こちらのほうが重要)の大きさから期待できる一眼レフタイプが力を発揮します。 しかし、レストランで見るからに一眼レフは、注目を集めるし、時には雰囲気を 乱します。店側から詰問されることもありました。しかも重いので、荷物を持って の移動となります。治安のよい国や、夕食が日本なみに早い国はまだ良いのですが、 治安に問題があったり夕食が遅い国、ローマがまさにそうです、では持つ判断に 苦慮します。これが上記μ4/3になったとたん、ただの観光客が記念撮影している にしか見えないので、とても気軽に撮れるし、レンズは明るくしかも軽いという ことで、格段に楽になりました。広角に関してはそれまでは、11-22の純正にアダプターを かませていたので500gの追加。しかし、最近出た9-18mmは150g程度なので、二個持っても 苦になりません。これにリコーかパナソニックの明るく広角レンズを持つコンパクト型 をサブで持っても、総重量一キロ。 少し待てば良いものがでます。なかには惜しまれて消滅したミノルタのようなケースも あるので、なくなることもある時代ですが。そこで、いつ買うかが問題となるし、それ ならレンタルという考えも成り立ちますが、やはり買って使いこなす。これが一番。 あまりに短い商品寿命は家電量販店の戦略の結果で、私自身は反対なのですが、 新しい技術開発を牽引しているという面もあります。この結果、正直言って出た頃は おもちゃ並だったのが、今や完全に世界制覇。結局、その時に気に入ったものを 買うことが一番良いのだと思います。 レンズ交換式はレンズが命とも言えるので、これを考慮し、自分の撮影スタイルに 見合ったものを買ってください。そのための情報は巷に溢れています。国内の 日常撮影が多いか、海外での撮影重視か(私は使い分けています)なども、 決定要因です。 これもシッダルタさんが指摘されていますが、外でレンズ交換は意外に大変。 下手すればレンズを落とすし、それに気を取られて金品を取られたりします。 撮影が主体となると、付属品も増えるし、移動が多いとその管理も大変です。 私も海外に、交換レンズ3-4本、外部光源、三脚、レフ板などを持ち込んだことが ありますが、一度で止めました。割り切りが重要です。