レポート

あわや損害賠償のところでした。

公開日 : 2015年02月08日
最終更新 :

先日、バンコクのプラ・アーティット通りにあるナヴァライリバーリゾートからスワンナプーム空港に向かおうとした時のできごと。
これまでの海外旅行経験の中で、一番肝を冷やした瞬間だったかも・・・というようなことが起こりました!

ホテル前で待機しているタクシーは悪質なことが多いという定石を踏まえ、少し歩いて流しをつかまえようと思っていたのですが、ホテルマン(のはず)に「どちらまで?」と聞かれ、「スワンナプーム」と答えると、自然な流れで待機していたタクシーに行き先を指示しようとするので、「メーターで行くよね?」と確認したところ「運転手に直接聞いてくれ」と。

「メーターで行くよね?」と問いかけたのですが、無言でとにかくトランクにスーツケースを入れ始めた運転手。しつこく「行くよね?」と重ねて言うと、生返事ながら「オーケー、オーケー」と返ってきたので、とりあえず乗車、動き出す前に「メーター使ってね」と念押しすると、「高速代込みで450バーツでどうだい?」と言うじゃありませんか。

空港からの到着時はエアポートレイルリンクを利用して別のホテルに向かったので、それが適正価格かどうか不明。って言うか、間違いなくふっかけてきてるはずだし、夜の10時過ぎで渋滞する時間帯でもないし・・・

「いや、メーターで行って」「ノーノー、空港は遠いから450バーツでしか行かない」の応酬が続き、らちが明かないので、こんなタクシー降りてやると思い、歩道側の座席に座っていた連れ合いに「このタクシーあかんわ、早く降りて」と言いました。

で、連れ合いが少し慌て気味にドアを開けた途端、歩道をサイクリングしていた中国系のオジサン(ヘルメットとサイクルウエア着用の本格的なスタイル)を直撃、オジサンは自転車ごと横倒しに!
「ヤバ!」と連れ合いも私もすぐに車外に出ると、オジサンは自分で自転車を起こし、立ち上がったのですが、とにかく「お怪我はないですか?アーユーOK?」とハラハラしながら、声を掛けました。

丸顔の人の良さそうな人で、「大丈夫、大丈夫」とニコニコ。でも、お連れのオジサンがちょっとシビアな顔で「お前、ホントに大丈夫か」みたいな感じで自転車のハンドル部分のダメージも確認していたので、これは警察を呼ばれても仕方ないよなぁ・・・と。

とにかく手を合わせて「アイムソーソーリー」と深く頭を下げる私たちに、「大丈夫だよ」と一言残して、オジサンたちは走り去って行きました。

やはり、車から降りていた運転手はその後、自転車が接触したドアに傷が付いていないかと、しつこく点検を始めました。
まあ、運転手としては当然の行為ですよね。そして、責任は当然私たちの不注意にあるわけですが、思わず「あんたが初めからすんなりメーターを使おうとしないから、こんなことになったんじゃない!!!」と日本語で叫んでしまいました。

ちょっと逆ギレ気味の私、と自分でも思いましたが、運転手にも何かが伝わったのか「オーケー、オーケー、メーターで行くよ」とやっとメーターを倒して、無事出発となりました。

結果的に高速代を入れて、384バーツだったので、まあ運ちゃん、何倍もふっかけてきてたわけじゃなかったけど、でも「メーターがあるんだから、素直にメーターを使いなよ」というのがこっちのスタンスです。

しかし、今回は慌ててタクシーを降りようとしたこともありますが、普段特に慌てていなくても、目的地に着くと外を確認せず無意識にドアを開けていたような気がします。

3年ぶりの今回のバンコクでは、本格的なサイクリングスタイルの外国人をよく見かけたので、私たちのようなあわやの事態が起きないよう、皆様、タクシーの降車時には十分ご注意ください。



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6件のコメント

  • メーターといわれたらテンションさがるな

    ホテルで空港への帰国客ひろったら やったという気分でこれで500バーツは稼いだと思ったら メーターでいけと言われたら、ケチな客と思うのも当然

     どうしても メーターでいって欲しかったら、100バーツ見せて これでお願いぐらいはしてほしいねー
     メーターで行きたがらのは、歩合で仕事している運転手も多いので、メーターだと稼げないからです。

     前回の帰国時に 400バーツ込で 話して(メーターだと200バーツ程度)向かったメーターは35バーツのまま 空港に着きました。運転手と そのメーターは、おかしいな~と笑って話してました

     まあ 運転手さんの気持ちも理解してあげてください。市内でもメーター メーターと観光客がいうのも、おもしろいものではありません。地理の知らないものが、うるさくいうと当然 遠回りします。市内だと一方通行とか交通規制で必然的に 反対方面に走ることもありますから、反論できません。また 渋滞している道からいくこともあります。
    (メーターがあがる) 当然 始めたらだと乗車拒否も多くなります。

     空港-市内は500バーツ以内なら O.Kという姿勢のほうが、トラブルにならないとおもいます。
     (道を 指示できるほどになればメーターでもいいかな)

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    Re: メーターといわれたらテンションさがるな

    yasuhumiさん、こんにちは。

    なるほど、と思うところもありますし、先進国の実情をそのままあてはめてはいけないこともわかっているつもりですが、交渉制のタクシーオンリーだった昔のバンコクとは違い、建前部分はあるとは言え、一応屋根の上に「TAXI METER」という表示のある車両で営業しているわけですから、ケチと言われてもやっぱり釈然としないのです。

    日本のタクシーさんも、スズメの涙の基本給+歩合給(乗務給)が一般的とは思いますが、バンコクの場合は完全歩合給も多いのかな。

    だとしたら、「TAXI METER」表示と齟齬を来たさないように、雇用者側というかタクシー業界全体が給与体系を見直してほしいと、よそ者ながら思ってしまいました。

    過去4回のバンコク旅行で、タクシーを使う回数は毎回そんなに変わらないと思うのですが、今までは比較的すんなりとメーターを使ってくれていたような気がしたんです。(たまたまかな?)

    もっとも、過去にメーターを使ってもらった結果、想像以上の大渋滞のため、結果的に最初運転手が持ちかけてきた価格の方が安かったってこともありましたが・・・これはまあ、完全に自分の判断ミスなので納得。

    過去の旅と今回を振り返ってみて、今まではとりあえず車に乗り込んでから、行き先を告げて「メーターを使ってね」と頼んでいたんです。
    でも、今回3年ぶりということで、改めてガイドブックを読んでみたら、「運転手は思ったほど道を知らないので、現地の人は乗車前に『○○に行きたいんだけど』と確認してから乗っている」と書いてあったため、それを実践したのです。

    その結果、発音が悪かったり、見せたガイドブックが日本語だったりするので「外国人がややこしいことを言ってる」と思われた上に、「メーターで行くよね?行ってね」としつこい(?)ので、ちょっと嫌気が差したのかなぁ。

    今までのように後部座席に納まってしまっていたら、「ちょっとややこしそうだけど、もうお客は乗り込んでいるんだから、ま、しゃあないな。行ってやろうか」って感じだったのかも・・・。

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  • バイク

    自転車はまだ少ない(?)と個人的には思うのですが、バイクには気を付けています。車の隙間をぬうように走るので。
     
    タクシーの降り際もですが、バスで自分が一番最初に降りる時は、左からバイクが滑り込んでこないか見てから降ります。
     
    タクシーのドアは、日本人は「自動ドア」になれているので、他国に行ったときは要注意ですね。ドアを開けたら、そのドアにバイクが突っ込んだなんてことにならないよう。

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    Re: バイク

    きぃきあさん、こんにちは。

    私、3年ぶりのバンコクだったのですが、今まではあまり自転車を見た記憶ってなかったんですよ。
    ところが今回はツーリングを楽しむ外国人を何度か見かけたので、「自転車でバンコクを走ろう」みたいなツアーでもあるのかなと思った次第。

    バイク、確かによく考えると怖いですね。
    何だか「注意1秒ケガ一生」という交通標語が浮かんできました。
    これからは気をつけなくっちゃ。

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  • 無事で何よりですが・・・

    BTSとエアポートリンクを乗り継いで行くと、場所にもよりますが空港まで一人80B前後ですから、二人で160Bです。それに対して、ホテルから空港までタクシーで450Bならば全然高いとは思わないですね。その程度の金額で一生取り返しのつかない事態になる可能性もあったので、どうぞ、それを教訓になさってください。

    私は、500B以内ならば言い値で行きます。それ以下の場合でも、チップと込みで500B出します。いつも、自分の中でそのように決めていますから、それ以上の金額ならば次のタクシーにします。また、市内でも100Bならば言い値ですね。100B程度の違いなら僅か360円ですから・・・

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    Re: 無事で何よりですが・・・

    sunday225さん、こんにちは。

    確かに日本のタクシーの相場に比べたら、450Bはお安いですよね。(物価が違うから当たり前だけど)
    今回も運転手の言い値で行ってたとしても、結果的に200数十円高いだけでしたから、無駄なエネルギーを使ったのかもしれません。

    実際連れ合いはトゥクトゥクでも何でも「それでいいじゃない」と一発OKを出しそうなスタンスなのですが、いつも私が「ダメダメ、高いよ」と交渉を始めてしまうのです。(何かそんな風に条件反射してしまう)

    なるほど、500B以内なら言い値でストレスを溜めずに利用するというのも一つの賢明な考え方ですね。
    私、ケチなのかもしれませんが、おつりの1バーツ、2バーツはもらわない(運転手も渡す気がなさそう)にせよ、わざわざタクシードライバーにチップを渡すっていう発想はないんですよ。

    市内なら100Bというのも一つの目安として、とても参考になりました。


  • 15/02/08 14:20

    ドアが歩道の淵に当たることがある。

    これを思い出しました。道路増水対策仕様として歩道が高いですよね。
    助手席ドアの底面で歩道をガリッとさせたことがありました。
    不問に付して頂きましたが。
    あの歩道の高さとバイク等と絡む危険と暑さで自転車は今まで少なかった。

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    Re: ドアが歩道の淵に当たることがある。

    特に意識せずに街を歩き回っていたので、あまりピンとこないのですが、歩道が高いんですね。
    おっしゃるような「ガリッ」にも注意します。

    しかし、やはり世界的な自転車ブームなのでしょうか。
    宿泊したナヴァライリバーリゾートとプラ・アーティット船着場の間の遊歩道を白人観光客のグループがツーリングする姿も見ましたしね。

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  • 冷静が一番ですね^^

    去年も運転手ともめて刺された人いるので、大した料金じゃなければ揉めないのが一番かと。

    それにしても本当に自転車乗る人増えましてよね。
    僕はタクシー降車の際バイクが来ないか確認しますが、今後は自転車にも気をつけないとですね。

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    Re: 冷静が一番ですね^^

    yusuke.0808さん、こんにちは。

    確かに、確かに「冷静が一番」ですよね。
    もし、自転車オジサンとの接触事件がなければ、降車して別のタクシーを拾ったと思うのですが、
    次がまともなタクシーかどうかは、もう運次第ですよね。

    走り出してからもめるのは、さすがに怖いです。
    ・・・って、昔ハノイで走行後にもめかけたことがありましたが、怖いのでとりあえずホテルに着くまで大人しくしておいて、最後はホテルマンに助けてもらったことがあったっけ。

    そっか、バイクも危ないですね。
    今度からは無意識にドアを開けないように気をつけなくっちゃ。

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  • 15/02/08 10:01

    >ホテル前で待機しているタクシーは悪質なことが多いという定石

    暫く行っていませんが、バンコクではメーター不正車もあり得るので不使用とメーター不正の二段構えってことはどうでしょう。皆さん。
    最近タクシー料金が上がりましたが以前はそこまでかからなかった距離。その時間だと有料道を通らず行ってくれ(それでもスピードは出ます)二百バーツ台かな。

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    Re: >ホテル前で待機しているタクシーは悪質なことが多いという定石

    GIULIAさん、こんにちは。

    数年前にハノイでいわゆるターボメーターのタクシーに乗ってしまい、「このままだと目的地に着く頃には3千円くらいになるのでは・・・」と青ざめて、途中で「ここで止めて」と降車したことがありました。
    その時って、素人目にも面白いように(?)メーターの数字が上がっていくので、非常にわかりやすかった。

    今回は他のタクシーとそんなに変わらないメーターの上がり方のように見えたのですが・・・何とも言えません。

    結果的に空港には2時間前には余裕で到着したのですが、すでにWEBチェックイン済みだったので、高速を走る必要はなかったかもしれませんね。

    しかし、3年前、ほぼ同時間帯の帰国便だったのですが、入国審査に異常なほど時間が掛かったので、少し早めに空港に着きたかったのでした。

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