欧州中央銀行（ECB）の量的緩和について

米ドルとの関係であり、今や日本円は蚊帳の外

対米ドルとの関係では、S字型、あるいは
右肩下がりの正弦波を描いて推移しています。
要するに、上がったり下がったりを繰り返しながら、
傾向としてはユーロは下がっている。

しかし、日本人は円との関係で議論せなばならず、
緩和策は日本のほうが過激と言うか、先を考えない無策なので、
こちらのほうが心配です。資産を海外に逃がせる富裕層は
良いが、そうでない人達（我々のほとんど）は悲惨でしょうね。
マスコミが政権批判を止めてしまったこの国のほうが、先行き
に関しては深刻だと思います。

ギリシア総選挙が野党の勝利に終わるということは、単に、
緊縮財政が終わるということではないでしょう。周辺国、
特に支援をしてきた国が黙っているとは到底思われない。
野党勝利は織り込み済みとは言われているが、今後の展開は
予想不可能。ユーロ離脱を許せば、その連鎖が始まり、
崩壊への一歩となるか、逆に、負の部分を切り離すことで、
生まれ変われるか・・・・。

為替は単純なことでは決まらないわけだし。考えても
仕方ない。今の円の水準って、プラザ合意前の水準と
良く言われますよね。超円安で、実質実効レートで推移を
みると、主要通貨で日本円が下がり続けている。ユーロは
安定しています。

NOKですが、対ユーロに関しては、ほぼ一定とみるか、
ここ二年に限っては1.5位直線的に上昇しています。
数字の誤魔化しを利用するのなら、”直線的にNOK/EURは
上がっている”とすることは可能ですが、あくまで一部を
みているだけ。

これがそのまま夏まで続くとみるか、夏にもとに戻るか
マイナスになって、平均化するかも神のみぞ知るです。
この国の特徴として、原産国であるということ。
原油価格に影響されますよね？？米国（日本株）とて同じこと。
バブルの時代に、”株に手を出さない経営者は無能”と言い切った
自称経済評論家って、その後粛正されたとは聞いておらず、
中には見事に主張を換えて生き延びている人もいます。
今も変わらないような気がします。先のことはわからない。
それと、仮にインサイダーなら黙ってせっせと外貨に走るはずで、
ここで、自説なんかを展開しませんよね・・・。

一ドル200円になったら、海外旅行なんて、ほとんどの人はできなく
なるのでは？？でも、それは冗談ではなくなっているのが現実です。