10/04/12 15:05

西から登る太陽

ありえない話しとして太陽が西から出てもとたとえられます。

このありえない話しを体験しました。
スウェーデンの5月の北極圏上空をキルナに向かって飛んでいた夜10時半ころ沈んでいたいた太陽がまた西から昇ってきました。

乗客は数人乗務員が日本語でお早うございますと挨拶にきました。
完全な白夜ならばありえませんが未だその前の季節で太陽が沈んだ後飛行機の北上が早く、また日没前の地域まで北上した時の現象です。

理屈を聞けばわかりますが、全く予想もしていなかったので貴重な経験です。
南極圏でも起きる理屈ですが、日没後に飛行機が飛んでいること、自転より早い速度で北上、南極では南下していることです。
しかし南極圏は定期空路がありませんので、条件が一致するこの時期のこの場所だけです。

オーロラは何回か行けば何時かは見えますが、この現象を何度も見るのはこの飛行機の乗務員くらいです。

しかしいくら珍しいと言ってもわざわざ見に行くほど面白くは無いです。全く東から出る太陽と同じ風景です。
登った後30分位して再び沈みました。

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント