10/03/17 07:56

アリタリアは一応別会社です

”講義”するほど大それた内容ではないですし、航空業界のインサイダーでもない
のですが・・・・

以前のアリタリアは破綻し、不採算部分を切り離し、新会社となっています。

以前でもイタリアという国のイメージが、アリタリアを面白可笑しく伝えていた
という部分があり、それほど酷い会社とも思えませんでしたが。実際、当時就航
していたLCCや海外エアラインの子会社に比べれば、空中はともかく、地上では
しっかりしていました(意味わかるかな?)。

少なくとも、以前のイメージのままでは、新会社としてやっていけないし、資本家も
逃げ出しているはずです。ということで、まずアリタリアを処理。

次にVueling。
まだ、10年経っていないエアラインです。ここ10年でLCCは発生しては潰れるという
ことの繰り返しで、半分がなくなっているらしいのです(逆に半分は生き残っている)。
そのなかでは、このエアラインは健全ではないのでしょうか?少なくとも、北部欧州の
巨大LCCに比べて、真っ当な空港を使っているのと、主要都市間を繋いでいること、
スペインの場合、リゾート(離島など)も重要路線ですが、そこへの就航も充実している。

これには、元国営のイベリアの衰退が強く影響しています。
ワンワールドがJALなどの加盟で、強化された際に、このエアライン(JALもそうだった
のですが)は、危険水域と見なされていました。Clickairを設立したが、これもうまく
行かず、結局Vuelingに売却。昨年、英国航空の傘下になり、確か3月中に完全統合され
るはず。恐らく、不採算路線をVuelingに売り、今ではBCN-FCOもBCN-MXPもIB名が付いて
いますが、実体はVuelingです。BCN-MXPなんかは、ビジネス路線で、収益が見込めるはず
なのですが。

ということで、今やアリタリアも、路線によってはLCC並みの価格を出し、Vuelingは
レガシー(LCCに対抗する主に米国での言い方だが、あまり市民権を得ていない)と
共同運行しています。

ということで、ほとんど差がないと思います。しかも、アリタリアはイタリアなので、
機材不調などでも代替機はそう簡単に調達できないが、Vuelingはスペインのエアライン。
これがイベリアによる運行ならば、機材調達も楽なのですが、Vuelingだと、どうなので
しょうか。LCCが大手の運行をしているという逆転現象(LCCではないが、JALの静岡
もそうなるのではないかという予想もあった)なので、このあたりは良くわかりません。

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1件のコメント

  • Re: アリタリアは一応別会社です

    JORGE様

    ご回答ありがとうございました。
    Alitaliaは新会社になっていたのですね!
    なんか交渉しては決裂しているイメージが先行してました。

    Vuelingの情報もありがとうございます。
    もうしばらく悩んでみます。

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