ハイジャック(テロ)防止と到着時の国内法 サンフランさん、こんにちは 疑問に思われている件に関しては、 1 飛行機への持ち込み(出発時) と 2 到着国への持ち込み(到着時) の二つに分けて考えられると判りやすいと思います。 1. 飛行機への持込に関しては、国際線・国内線に関わらず『飛行機』への持ち込み規定になると思います。 これは、あくまで飛行機に『乗る前』の検査項目です。 その中でも、 1機内持ち込み品と 2チェックイン荷物との2つの規定になります。 日本での規定は良く判りませんが、アメリカの規定(TSAの規定)では、 爪切り、はさみ、ナイフ(長さに関係なく刃があるもの)は、機内持ち込み不可、チェックイン可になっています。 チェックインで預けるナイフは、日本刀でも西洋サーベルでも可です。 (ちなみに、銃と弾丸のチェックイン荷物も可です) チェックインで規定されるのは、爆発物や可燃物(多量のマッチ、ガス類)などですね。 ですから、チェックイン荷物に銃や銃弾はOKで発炎筒や信号弾は不可です。 参考までに下記はアメリカTSAの規定です。 http://www.tsa.gov/travelers/airtravel/prohibited/permitted-prohibited-items.shtm 2. 到着時に到着国での検査は、その国へ持込が禁止されている物の検査になります。 『国外からの到着時』のその国への持ち込み品の検査ですね。 税関検査は、課税対象物から料金を追徴するだけではなく、 動植物の検疫状態や、国際法で禁止されている象牙類の持込み、そして連邦法で国内での所有を禁止されている物の摘発になります。 ナイフに関しては、連邦法で禁止されている飛び出しナイフが対象になりますが、調理用ナイフ(包丁)や、刀剣類は国内持込禁止の対象になりません。 (刀剣類を持ち込むことも可です) 例えば、アメリカの空港で銃器や刀剣類を預ける場合、チェックイン荷物であれば(国内線でも国際線でも)問題ありません。 しかし、到着国が日本の場合、日本到着後に銃刀法違反になります。 逆に、日本から(正式に)チェックイン荷物で銃砲銃刀類を預けた場合、アメリカ入国の際には問題なく入国できます。 ですから、成田で1の問題をクリア出来れば、SFOでの2は全然問題ないはずです。
Re: ハイジャック(テロ)防止と到着時の国内法 すばらしい明快なご説明ありがとうございます。 税関の規則を調べようかと思っていましたが、税関? セキュリティの細かい規則がどこにあるのか知りませんでした。 United に教えてあげます(笑い)