私も付けられたこと、あります!

アルゼンチン・ブエノスアイレスですが、夜間に夫と二人で歩いていた時(人通りは全くありませんでした)、男二人組に付けられました。私が日本語で夫に「付けられている」と言うと、夫も「分かっている」と言い、その二人をジロジロ見ながら歩きました。それまでも何度か、怪しげな人に付けられたことはあるのですが、たいてい、こちらが気がついているというそぶりを見せると、諦めてどこかへ行ってしまうのです。(だから昼間でも夜でも、いつも後ろを振り返りながら歩くクセがついています)
でもその男たちは、それでも私たちを付けていました。多分、周囲に人通りが全くなく、私たちが逃げ切れないと思っていたからだと思います。本当に、ヤバいと思いました。
夫が、「大声を出したら、向こうのキオスコまで走るぞ」と言いました。私はその時すでに、携帯電話を握りしめ、携帯の0番に登録している番号をいつでも押せるようにしていました。それは警察の番号です。夫が大声で、「ポリシア!」と言い、私たちは走り出しました。必死で走ったので、男たちが追いかけてきたのかは分かりません。1ブロックほど先のキオスコに入った時、本当に安心しました。キオスコの中から様子をうかがいましたが、男たちはいませんでした。

後ろを誰かに付けられたときの対処法は、私もよく考えますが悩むところです。走って逃げる?追いつかれてしまうかもしれない。警察に通報する?逆上して、危害を加えられるかもしれない。

幸いにも、ブエノスアイレスには、ほとんど数ブロックごとにキオスコがあり、夜間も営業しているところが多いので、何か非常事態が起きたらキオスコに逃げ込むように、と地元の友だちにも言われています。また、キオスコのおじさんたちも、そうした犯罪被害者を保護することが少なくないようで、私たちが逃げ込んだキオスコの人も、「警察を呼ぶから、送っていってもらいなさい」と言ってくれました。

地元の人が助けてくれない場合ももちろんあります。だから、助けてもらうことは前提にせず、とにかく逃げ場所を探すことだと思います。また、海外旅行の際に、海外でも使える携帯電話をレンタルし、その国の警察の番号をすぐに押せるよう設定するのもいいと思います。

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