正しいけど、「幼児性」を抱える人が就く典型的職業の神父に言われたくないな

神父や曽根氏の意見は正しいと思うが、神父は「本来自分がすべきことをせずに、他人からの必要性によってしか、自分の存在価値を認識できない」もっとも典型的な職業です。本来人間がすべきことは、自分の子孫をできるだけ多く残すこと。それを否定する職業に付くものは、そもそも、本来自分がすべきことから逃げているに過ぎず、それを他人や神への奉仕による自己満足でしか自分の存在意義を認められない者。自分の持つ「幼児性」を認められずそれを社会的地位や他人から自己の必要性を受けることによって得られる自己満足で「自分の幼児性」を隠しているだけの一種の同類です。
日本の間違いは、「モラトリアムの子供」を抱えたことではなく、親が自分の死を持って、子供に「人間として生を受けたものの義務」を教えなくなったことだ。実際、35歳を過ぎても両親(団塊世代)どころか、祖父母(曽野氏と同世代)すらピンピンしているなんて珍しくもない。曽野氏より1世代前までは、多くの日本人は、命の続く限り子供を作り、週休2日どころか12時間労働で週休0日、体がぼろぼろになるまで働いて、50歳ぐらいで寿命を迎えていた。多くの若者は、親や身内の死を見て、自分が生まれてきた意味は、本能的に次の世代を残すためと理解していて、誰もがそれを疑わなかった時代だ。
それに比べ、「老後のため」に年金を積み立て、豊かな生活のために子供を2、3人しか生まず、病気にならない程度にしか働かずという半生を送り、残りの半生を次の世代に頼って、90過ぎまで生きようとする世代は、若者にとって人生の手本にはならない。
曽野氏は、たしか若いころにうつ病になった時期があったような。そんな自叙伝を読んだことがあります。そのために現在の一見無気力に見える若者が気になるんでしょうね。
個人的には、わざわざ「モラトリアムの子供」というもっともらしい言葉を使っている点からして、ただ単に、日本の書籍購入者ウケする内容を書いただけのありふれた文章にしか思えない。この人は、いつもその先への突っ込んだ考察が抜けている。「神父」と言う権威的な職業を引用して、自分を正当化する点も相変わらずで、、。おそらくバラナシの若者たちは権威主義的な文章には感化されないでしょう。バックパッカーも権威主義を嫌っている人が多いから、感化されることはないでしょう。相容れない対照的な立場です。

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