レポート

クレジットカードの不正利用について(1) リスク

公開日 : 2014年06月12日
最終更新 :

今年2月にパタゴニアへ行きましたが,それに関連してクレジットカードの不正利用が発生しました。

不正利用は私がラン航空の航空券を同社ネット経由で購入し,ホテルの予約を海外系の予約サイトで予約したあと,チリへの出発前に発生しました。予約のさい提示したカード情報が漏えいし,悪用されたと考えられます。一方,ラン航空の本人認証にも問題があったと考えられます。

犯人(おそらくチリ人)は,あえてスペインの予約サイトExpedia.esを通じてラン航空のチリ国内航空券(2区間×2名)約36万円分を購入しました。

私はクレジットカード会社のネットで早期に発見し,直ちに同社に連絡するとともに,ラン航空にも直接異議申立ました。幸い先日,カード会社から「売上取消」(返済)の通知を受け取りましたが,常に返済されるとは限りません。

航空券やホテルの予約では,カード情報(CVCコードを含む)はすべて通知され,これらの会社は秘守義務があると思いますが,どうやら開発途上国ではこれが守られていないようです。ホテルなどがカード情報を第三者に教えれば航空券を容易に購入することができます。このような不正はクレジットカードの盗難保険の対象外であり,個人旅行者は常にこのようなリスクを負っていると言えます。私は何百回となく同様の予約をしていますが,今回が初めてです。そういう意味では極めてまれとも言えますが,現実にそれは起こったのです。

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