Re: アルブラ線の混み具合と、氷河特急 or 普通列車

トルコブルー殿

1.通常はそれほどの混みはありません。氷河急行などで来る乗客の利用はこの時間帯ではありますが、そうでなければもう少し早い時間の利用でしょう。とはいってももちろん絶対にすいているとはいえませんが・・ 。 まあ 2名さまなら座れないということはありません。ましてや1等車両ですから。

もっともベルニナ急行(特別車両仕立て)の一等車両だけ予約客で満席ということも無きにしも非ずですが、まあよほどのことが無ければ大丈夫でしょう。

2-1.すでにお調べの通り氷河急行の車両は天井付近までガラスの特別車両のためお天気のいい日は日陰がまったく無くなり、エアコンがほとんど効かなくなります。それと写真を撮る場合は当然ですが窓が開きません。普通車は右左景色に応じて移動可能ですのでそうした面白みもあります。 

2-2.では普通車両の乗り継ぎはどうかというと、これは少ない時間でもまったく問題ああリません。たいていの場合となりのホームに止まっております。 またスイスの列車は(断言は出来ませんが)利用客が乗り終わったことを確認してからの発車で乗降口でもたもたしている人がいれば乗り終わったことを確認してから発車します。(飛び乗りはドアが自然に閉まってしまいますのでむりですが) ですから時刻表に乗り継ぎと出てくればまず問題はありません。

特にこの乗換えは会社が変わるためのものですのでそのための配慮はしております。もちろん 発車はその電車の到着を待ってからとなります(もちろん限度はありますが・・)

2-3. ポストバスは列車に接続しての運行ですのでこれも原則列車の到着を待っての出発になります。 確かアンデルマットのバスストップは駅前にもあったはずです。 町(村)までは徒歩5-6分ですが・・。
www.postbus.ch でバスストップが駅(Bahnhof)にも止まると出ていればまったく問題はありません。

普通列車で到着後 この駅で行き違ったディセンティス行きが今過ぎてきた峠をスイッチバックで上っていくのを駅で見送るのは楽しいものです。氷河急行路線内でのフルカ峠を通過しなくなった現在では一番ののぼり坂をエッチラオッチラ上がって行きます。

追記 サンモリッツに見るところが無い!というコメントがありますが そんなことはありません。大きな湖を見下ろす周囲の山すべてにケーブルカーかロープウエイがかかり、夏でも気楽に雪の上に立つことも出来ます。 ツエルマットやグリンデルワルドでの景観とは大きく違った広々としたおおらかな風景の広がりが特徴です。 今流行り?のベルニナ線ティラノ往復もありではありますが、それだけではもったいないと存じます。シルスマリアなどへの湖とマローや峠への散策などの静かな旅、またセガンティーニの愛したソーリオ日帰り。見所満載・・ですのでお時間とご相談の上お過ごしください。 

 

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1件のコメント

  • お礼+サンモリッツ滞在

    ぼうふらおじさん様

    とても詳しいお話で説得力あるアドバイス、ガイドブックにはない情報をたくさんありがとうございます。

    ★ アルブラ線普通列車は、やはり7月下旬ともなると、席は確保できても、「右左景色に応じて移動可能」とは難しいようですね。貴重な情報ありがとうございます。

    ★ 乗り継ぎの件、ホームでの情景が目に浮かぶようで、とても安心しました。また、氷河特急は、エアコンがほとんど効かなくなるとは…想像を絶するほどなのですね。景色を楽しむには晴天であってほしくても、暑さが苦手な私には酷な環境になりそうです。マルコポーロさまのアドバイスに加えて、ぼうふらおじさん様からも心強いアドバイスいただき、迷いが消えました。普通列車で行きたいと思います。

    ★ Bahnhofとは「駅」の意味だったのですね。これまで、あまり気にせずに眺めてきた言葉でしたが、それが付いているか否かで、事情が違ってくることもありそうですね。たいへん勉強になりました。

    ★ アンデルマットでディセンティス行に出会いましたら、ぼうふらおじさん様のお話を思い出して、すぐには立ち去らずに、列車の頑張りを見送ってみたいと思います。微笑ましい光景でしょうね。

    ★ それから、サンモリッツでの観光ですが、私たちも、流行りのティラノ往復は体験してみたいです。でも、それだけではもったいないとのご意見も伺い、もう一つエッセンスがほしいなと思います。人様よりゆっくりペースの二人です。駆け足での忙しい旅は得意ではありませんので、ついでにちょっと立ち寄る程度がちょうどよいかなと思っています。(1)ディアボレッツア展望台、②オスピッツォ・ベルニナからアルプ・グリュムへのハイキング、③サンモリッツへ直帰してピッツ・ネイル展望台などが候補ですが、「ツエルマットやグリンデルワルドでの景観とは大きく違った広々としたおおらかな風景の広がり」となると、やはり展望台でしょうか。

    もしよろしかったら、またご意見聞かせていただきたいです。



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    サンモリッツの観光プラン

    トルコブルーさん

    サンモリッツはヨーロッパのお金持ちリゾートの老舗ですのでなんとなくそんな雰囲気も漂いますが、この地の人気シーズンはやはりスキーシーズン。ヨーロッパ中が雪雲の下にあって太陽がほとんど拝めない冬に標高が高くてイタリアに近いこの地でスキーを楽しむと冬でも太陽にあえる・・のが売りだったようです。もっともこの点はツエルマットやウエンゲン(グリンデルワルドエリア)なども同じですが、それらの地域よりも昔は行きやすかったようです。 毛皮に身をくるんだ若い美女?を引き連れたヨーロッパやアラブのお金持ちであふれた(今はそれほどでもありませんが)冬とは違い、夏は家族連れが中心の穏やかなのんびりしたりぞーとです。

    さて観光プランです。 ティラノ往復を試みるなら あまり車窓からの景色と変わらないオスピッツ/アルプグリュムはとりわけハイキングがお好きなら別ですがお勧めしません。歩く道のほとんどが車のとおれる広めの砂利道で花もほとんどありません。7月下旬ではアルペンローゼも終わっていますし・・。

    展望を楽しむ(1)ディアヴォレッツア、②ピッツネイル、③ムオタスムラーユ、④コルバッチの比較です。

    ②と③が眼下にサンモリッツの広い谷と湖を眺め下ろす広々空間ですが クラシックなケーブルとロープウエイを乗り継ぐピッツネイルがほとんど180度の展望です。ケーブルの終点からのんびり高原気分を味わいながらの散策も楽しめます。③は高度はそれほどではありませんがこれもケーブルカーで、高原状の展望台には古いレストランがあります。サンモリッツの夕景を見ながらの食事が売りですので 元気ならば日の長い頃ですので夕方上がってみるという手もあります。

    (1)と④は展望台ではありますが両方とも氷河の発する雪原のそばにあり、目の前に山が迫りますがサンモリッツ周辺を一望にとは行きません。少し歩いてみたい・・という場合なら コルバッチがお勧めです。てっぺんの展望台で少し雪の上?に出た後は中間駅で途中下車して 1時間ほど山道を登ると巨岩がごろごろしている峠にでます。ここからのピッツベルニナは正面に氷河を抱え込んだ立派な景観を見せてくれます。山小屋(レストラン)がありますので食事も出来ます。 下まで歩くと大変ですから中間駅に戻ってロープウエーでおりますがこの山道の往復はたぶんまだ高山植物の花が咲いているはずです。

    以上ご検討材料です。

    追記 またまた他の方のレスへの異論ですが、ティラノのイタメシはお勧めいたしません。文字通りの田舎町の駅前レストランで観光客専門のお店です。 イタメシをというのならサンモリッツのお店のほうがやっぱりレベルが・・・・あたりまえですね。