帰りの航空券のことで、日本人であることは、特に有利ではない >>多分アラブ系の人やインド人、中国人あたりでしたら不法移民が多いので間違いなく「帰りの航空券の控えみせろ」とかネチネチ聞いてくると思います。 これも、まったくそんなことないというのが自分の印象です。 自分はイギリスに住んでましたが イギリスで商売している日本人のことも、いろいろ見ています。 イギリスで商売している人、生活している人、学生の人、 たくさんいるわけです。 イギリス当局は、不法滞在等がないか、常に目を光らせているし それは当然日本人に対しても及びます。 何もアラブ系・インド系・中国系だけではありません。 むしろ、移民の人たちというのは 正規にイギリスの国籍やビザを取得している人たちもいっぱいいますし その区別はパスポートを見れば一発でわかりますから かえってビザも持っていない旅行者に対してのほうが厳しいと思います。 国籍やビザがあれば帰りの航空券なんて そもそも必要ないわけですから。 つまりこれは人種や国籍の問題ではありません。 今回のケース、 トピ主さんはたまたま運がよかった面もあるでしょうね。 今後こういうことがあった場合は たとえ期限が切れているにせよ、当初使う予定だった航空券をみせれば 説得力があると思いますよ。
私は別の見解です >これも、まったくそんなことないというのが自分の印象です。 私は見解を異にします。 UKのみならずシェンゲン協定国の入管でも日本人などに比べインド、アラブ、中国人系の人が入管に並ぶとやたら時間がかかるのはご存知ですよね。やはりこういう人達は不法移民が実際多いからどうしてもスクリーニングのため時間がかかるというのを体験された人は少なくないと思います。 こちらのBBCのドキュメンタリー番組’Airport’という番組で、偽造パスポートやビザを使用して(これが非常に多い)巧みに入国しょうとする入国管理官の苦労を描いた番組があるのですが、そこで取り上げられる事例は、事実インド系やアラブ、中国系の人のケースが多いです。また、就学ビザでも日本人の学生ならば大学の本コースまで込みで長期のビザが出るのに、大学の同期の中国人クラスメイトのほとんどは準備コースで一旦ビザが切れて本コースのためにまた就学ビザの期限延長というケースがほとんどでした。 別の事例だとUKに住んでいる人の警察への外国人登録です。インドやアラブ、中国国籍の人はこれが義務で、大学の中国人やコースメイトなどは登録料にかなりの金額(はっきり覚えてないが50ポンド以上取られた)を取られてブーブー文句言ってました。しかし日本人はありませんでした。このあたりからも日本人は「UKでもあまり犯罪を起こさず不法就労の可能性も低いから」ということでその登録を免除されているのかなという合理的な推測が成り立ちます。 ですから、私は別の印象を持っており、残念ながら賛成できかねます。 では失礼します。
入管の問題と、人種の問題は、分けて考えたほうがいいと思います 自分が言いたかったのは、「人種」だけによって入管が審査を変えているというのは短絡的すぎる見方ということです。 インド系であろうと、アラブ系であろうと、中国系であろうと、 ビザやUK国籍があれば、別に何の問題も発生しません。 そういう人たちにまで入管が厳しいかといったらそんなことはありません。 自分もUKの大学院修士課程に留学していますが 同じコースや同じ大学院に通っていたインド系・アラブ系・中国系の人たちが 入管関係で困った話や、入管で執拗に調べられた話は、1度も聞いたことがありません。 自分は大学院にしか行っていないため、 大学の準備コースというものがどういうものか知りませんが ビザに関しては国と国の関係によっても決められていることが変わるので それはただ単純に、日本とイギリスの間の取り決めと 中国とイギリスの間の取り決めの違いか思います。 別に中国系やインド系やアラブ系の人たちを不利に扱っていることではないと思います。 ビザもUK国籍もない人たちに対するUKの審査が一般的にいって厳しいのは事実です。 日本人も例外にもれず、通常はビザなしであれば帰りの航空券がないと入国できないというのは、その厳しさの何よりの表れではないでしょうか。本当に日本人を優遇しているというなら、こういう制度はないはずです。 また、ビザやUK国籍のある中国系やインド系やアラブ系の人たちがいっぱい存在する一方で、ビザもUK国籍もない、滞在許可も就労許可も下りていない中国系やインド系やアラブ系の人たちもいっぱい存在します。そういう人たちに対しても厳しい審査が行なわれるのは事実ですが、それは人種がどうこうだからという以前に、その人たちに滞在許可や就労許可がないからです。 UKというのは歴史的に、中国系やインド系やアラブ系の人たちをいっぱい労働力として受け入れ、イギリス国籍をたくさんの人たちに与えてきました。今やイギリス社会はそういう移民の力なくしては成り立たない部分もあります。そういう長い歴史があった上で、いまさらに不法就労とか不法滞在の問題がある、という2重構造です。入国審査官から見て、1番細心の注意を払わなくてはならないのは、目の前にいる人が、どういう人種かということよりも、きちんとした滞在許可や就労許可があるかどうかという部分でしょう。つまり人種だけでは見分けがつかないのです。 見分けがつかない以上、人種が中国系やインド系やアラブ系だからという理由だけで、審査官が厳しく取り調べを行なうわけではありません。すぐにパスする中国系やインド系やアラブ系の「イギリス人」もたくさんいるわけですから。 また「人種」以上に、「国籍」によって多くの事が変わってきます。入管の決まりは、相手国に対して相対的に変わることですから、アラブ系と一口にいってもいろんな国がありますし、中国系といっても台湾からくる人と中国本土から来る人、インド系といってもインド国籍のインド人とシンガポール国籍のインド人とでは、いろいろな決まりや対応が違ってきます。たとえばアラブ系でアラブ首長国連邦から来た石油企業のビジネスマンが商用で入国する際に、「アラブ人」だからという理由でUK入国係官は「不法就労」を疑って審査を長くかけるでしょうか? そんなことはないでしょう。 ただ、現在、不法就労をしている人たちもUKにはいっぱいいますから、ビザや国籍を持っていない、なおかつ「怪しい」と思われる人たちに対して、時には長く取調べが行なわれる、というのであれば話はわかります。そういう人たちの人種構成を見ると、中国系やインド系やアラブ系の人たちが多く含まれる、というのならそれはそうだと思いますが、これは結果としてそうなっているのであって、特に初めから中国系やインド系やアラブ系という「人種」で入管の厳しさを変えているわけではありません。 入管審査の難しさは、逆に人種だけは決められない要素の方が大きいと思います。