レポート

メルボルン ロッド・レーバー・アリーナにて

公開日 : 2005年10月24日
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ルチアーノ パバロッティ の引退に伴い、フェアウェル コンサート ツアーが世界40ヶ所で行われるそうで、
10月22日(土)には、メルボルンで、コンサートが開かれました。
ロッド・レーバー・アリーナは、約15,000席あるそうですが、ほぼ満席の盛況でした。
パバロッティは、時折見せる往年を偲ばせるような素晴らしい歌声で、魅了させられました。
ピアニスト&指揮者として レーオネ マジーラ と ゲスト シンガーとして、シモナ トラド が同行です。
マジーラ が、ピアノ伴奏と、岩城宏之さんが育てたというメルボルン交響楽団を指揮し、トラド がソプラノで歌いました。

引退興行は、多くの場合、一抹の寂しさが付きまといますが、華やかなオペラ歌手、それも、3大テノールと言われている
パバロッティにしても、そう感じられました。
嘗て、マッカーサー元帥が”老兵は死なず、消え去るのみ。”と言う男の美学(?)とも言える言葉を残して引退したそうですが、
有能で、有名な人たちには、そういう引退の仕方は、許されないのかも知れませんね。

最後は、メルボルンの暖かいフアンのスタンディング・オベーションで、幕は閉じられました。
”引き際”とか、”有終の美”などと言う言葉が、妙に、頭の中を駆け巡る1日でした。

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